平成25年3月25日
先の衆議院選挙で民主党が大敗し、
自民党中心の安倍内閣になって、国内経済
を取り巻く雰囲気は随分と変わりました。
金融緩和や景気対策でデフレ脱却を目指す
「アベノミクス」は、その期待感からマーケットを
多いに刺激し、円安・株高を招来しました。
日本の経営者も概ねこれを歓迎しているようです。
勿論、今は期待感からマーケットが反応して
いるので、真価を問われるのはこれからでしょう。
やはり、国内総生産に占める割合がもっとも大きい
個人消費をどのように梃子入れしていくかがポイント
のようです。
理屈の上では、一人ひとりが数%ずつ消費を
増やせば大きな力になるのでしょうが、
これが中々難しいようです。
企業景気が実態面でも回復して、利益が増嵩し、
その利益が労働にも分配されて、
固定賃金が上がって行かないと、サラリーマンの
先行き不安は中々解消しないからです。
でも、この内閣で何とか「失われた20年」を
脱却して欲しいものです。