平成25年2月9日
「帝国データバンク社」のデータによると、日本では
年間10,000社以上の企業が倒産しているそうです。
倒産するときのサインとしては、売上が減少し、利益が
なくなり、資金繰りが困窮・・・・・・
といったものがイメージされるかもしれません。
然し、実際は、倒産件数(上場企業)の約半数が
黒字倒産だそうで、増収増益にもかかわらず、倒産している
企業も数多くあるそうです。
黒字倒産とは、利益が出ているにもかかわらず、手元の
現預金(キャッシュ)が不足してしまって資金繰りが逼迫、
支払いが滞って倒産にいたることです。
利益が出ているにもかかわらずお金が足りなくなって
倒産だなんて、経営者としては「銀行が金を貸してくれない
から・・・」と悔しい思いに地団太を踏むことでしょう。
逆に、会社が大きな赤字に陥っても、キャッシュが手元に
あれば、直ぐに倒産することはありません。
然し当然のことながら、赤字が続けば対外的な信用不安
から企業間信用が十分受けられなくなってキャッシュが
流出して行き、何れは倒産に至るのはいうまでもありませんが・・・・・
何れにしても企業が激烈な競争を乗り越えて、生残っていく
ということは、実に大変なことだろうと思うのです。
因みに私のところも起業して大よそ10年、しぶとく
生残っています。