人生の落し穴 | 人事労務日記~所長のつぶやき~

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人事労務コンサルティング事務所を経営する所長が日々の業務について思うことを綴ってます。

平成24年10月22日


 「好事魔多し」と言います。

これは、順風満帆なときこそ人生の落し穴に

落ちてしまうことが多いことへの警句です。

人は順調なときは、これからも諸事順調に

行くだろうと思い込みがちです。

だから、「順調なときこそ落し穴には注意すべき」

という古くからの教えなのでしょう。

そう考えると人生というのは実に恐ろしいもので、

蜘蛛の糸一本でかろうじて吊り下がっているのかも

しれません。



退職したら“カミさんとゆっくり旅行にでも行って、

夫婦水入らずの時間を過ごそう”、そうすれば、

“カミサンはきっと喜ぶはずだ”とサラリーマン時代と

同じように「奥さんは、自分と一緒の生活をしたいはずだ」

と勝手に思い込んでいる人は、ある日突然、奥さんからの

手痛いシッペ返しを受けて、

“なんで?どうして?”と慌ててしまうかもしれません。


「人生の落し穴」は、いつ口を開けて待っているか

分らないのです。

だから結局、

「人生は、棺に蓋をするまでは油断してならない」と
いうことなのでしょう。