平成24年10月18日
今日の朝のテレビ番組で「金融安定化法(銀行貸付金の
返済猶予等の措置法))が、来年3月で打切りとなり、
中小企業の倒産が懸念されるとの放送をしていました。
昨今の不況により中小企業の経営はとても苦しいところが
少なくないようで、経営者は我慢の経営を強いられている
ようです。
ところで、「我慢」という言葉を聞くと、某臨床心理学者が、
“人は我慢するだけでは成長しない”というようなことをある
番組で言っていたことを思い出します。
“我慢を重ねても物事が好転するとは限らないため、その
我慢をそのまま続けなければならない場合がよくあり、
そして、我慢に我慢を重ねていると、最後はストレスが
溜まりすぎて出口がなくなり、最悪の判断を下してしまうことも
ある”、“だから、このような悲劇を避けるためにも、ストレスを
ためて我慢をし続けない方がよい”
という趣旨でした。
人の心理の動きとしては、その通りなのでしょうが、会社の
経営はそうは行きません。
「我慢の経営」を続けなければ、会社の存立そのものが危うく
なるからです。
現実の世界の厳しさでしょう。