平成24年9月5日
私は、仕事でつまずいたり悩んだりすると
ついつい「昔はよかったな」とか「あのころに
戻りたい」と、うまく行っていた頃の思い出を
頭に浮かべます。
悪く言えば現実逃避のようなものですが、
こうすることによって悩みが解決したり、
重たかった肩の荷が下りたりする経験が
結構あります。
よく「過去は忘れて現実を生きろ」という人が
いますが、過去を振り返ることは、生きて行く
上でとても大切なことだと思います。
もちろん、過去の思い出にしがみつきすぎることは
よくありません。思い出にふけるというのではなく、
過去の思い出をどのように感じ、現在直面して
いる問題につなげるかが重要なのです。
そういう局面にたったとき、さまざまな経験が
思い出として蘇ってくることが多い程、
早く対策を練ることができるし、なによりも
人間らしい生き方をしていると思います。
思い出なくして人間は生きて行けないといっても
過言ではないでしょう。
思い出とは「生きる糧」ではないでしょうか?