平成24年9月4日
この間、久し振りに子供時代を過ごした場所に
行ってきました。
そして、昔のままにあった中華店で、昔のままの
メニュー(ラーメン)を食べました。
でも、その味は子供の頃美味しいと感激した味とは
異なっていました。ごく普通のどこにでもあるラーメン
の味でした。
でも、考えてみたら、私の生活は子供の頃と較べ
随分と楽になり、食べ物も子供の頃食べたものより、
もっと美味しいものを沢山食べるようになりました。
そしてそれに応じて、私の舌も段々と肥えてしまった
ようです。
そんな今の自分には、貧しい子供の頃に美味しいと
思ったものの味を、そのときと同じようには味わえなく
なってしまったのでしょう。
変ったのは、店の味ではなくて私の舌が感じる味なのでした。
心の中以外に、「昔の懐かしい時代」に戻ることはどうも
無理なようです。