平成24年8月17日
未だ暑い日が続きますが、暦の上では
もう秋です。
そういえば、朝晩は随分涼しい風が吹くように
なりました。
四季に恵まれた日本は、人生の変わり目を
寿くように、木々の花々や緑が一斉に移り
替わります。
そして、人生の変わり目に際し、昔から多くの
人が詩や歌を詠んできました。
それらを振り返ってみると改めて「別れの詩」には
傑作が多いことに気がついたりもします。
“花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ”は、
井伏鱒二による漢詩の名訳ですし、
中島みゆきの名曲『時代』の、“めぐるめぐるよ
時代はめぐる 別れと出会いを繰り返し”も、
心に染みてくる詩です。
そして、
“今日は倒れた旅人たちも生まれ変わって歩き出すよ”
の部分は、聞くたびに元気が湧いて来るようです。
私も随分と長く人生を生きてきて、随分と多くの
「別れ」をしてきました。
時々今でも、別れた後全く音沙汰が無くなった人が
「今どうしているかなぁ」とフッと思ったりします。