優先席 | 人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務コンサルティング事務所を経営する所長が日々の業務について思うことを綴ってます。

平成24年5月21日


 今日、新宿から地下鉄に乗ったとき、私より

若い人が杖をついて乗込みました。

足は、私より不自由そうでした。

私は、ドアの横に立ちましたが、その人は優先席の

前まで進んで立ちました。

それは間違いなく「座らせてもらえませんか」という

意志表示です。

しかし、誰も席を譲ろうとしませんでした。


見るに見かねて、近くに座っていた女性が立ち上がり、

その人に席を譲って一件落着となりましたが、その人は

なぜ席を譲ってもらえなかったのでしょうか
普通の人であれば誰もが「いいところを見せたい」と

思っているため、場合によっては複数の人たちが席を

譲ることも有り得ます。

しかし、それにはタイミングが重要なようです。

それは、自発的であると思わせるための微妙なタイミングです。

そのタイミングを逃がすと、譲りたいと思っている人でも、

人に言われてから席を譲るのはかっこ悪いという理由から、

わざと知らん振りをするのかもしれません。


でも、優先席は元々障害のある人に優先する趣旨の席

ですから、健常で若い人はそんなタイミングに気を使うこと

なく席を譲るのが当り前なのかもしれませんが・・・・