平成24年3月31日
昨日は、一日棚卸に付き合いました。
棚卸が終って帰宅する際、ターミナル駅の
始発電車に乗り込みました。
そして、
七人掛けのロングシートにわずかな隙間が
ありましたので、”何とか座れるだろう”、
と思ってそこに腰を下ろしました。
ところが意外なことが起きたのです。
すんなりと座れたのです。
特に両脇の人が大きく譲ってくれたわけでも
ないようでした。そのとき私は思ったのです、
”自分は思ったより小さい”、と。
これは自分が自分に対して抱いているイメージが、
想像より小さいことを意味するものでした。
通常、席の隙間に座ろうとするとき、目の前の席の
隙間にイメージした自分を座らせ、無理が無いか
どうかのシミュレーションを行います。
瞬時に行われるこのシミュレーションの結果によって、
席に座るかどうかを決定しているわけです。
席に着くかどうかは、ここで描く自己イメージが大きく
かかわってくるのです。
逆に、僅かな隙間に割り込もうとする太ったおばさんは、
“自分は思ったより大きい”と悟るのでしょうか?
それとも、自分は細いけれど隣の人が太すぎると
おもうのでしょうか?