平成23年10月4日
この間の土曜日、オフィスに出かける前に駅の近くの
床屋に寄りましたが、随分混んでいました。
そして、たまたま混んだ床屋へ行き、待合室で待っている間、
何か不思議な気持ちに捉われました。
たまたま行った床屋で見ず知らずの他人と隣り合わせに座り、
見ず知らずの人と“何でこんなに混んでいるんだろう、
ついてないなぁ”とお互いに同じ思いに捉われていることが、
不思議に思われたのです。
同じ長いすに座った4人とは、たまたま私が“今日の朝は、
オフィスに行く前に床屋へ寄って行こう”と思い立ち、
然も何となく選んだ床屋へ行ったから、偶然にも顔を
会わせたのです。
私は、何時ものように床屋の後は、オフィスに出ますし、
他の人も夫々別々の用があるのでしょう。
夫々が、全く別々の人生を歩いていて、たまたま都会の
片隅の床屋で“ヒュン”とすれ違ったわけです。
あたかも隣を走っている新幹線に別々に乗り合わせた人が、
“ヒュン”とすれ違ったようなものです。また会いたいと思っても、
二度と会うことは出来ないでしょう。
「夫々の長い人生でのたまたまのすれ違い」
こう思うと何となく、その日の朝、床屋ですれ違った人たちの
顔にも「深い人生の皺」が刻まれていたような気もします。