平成23年9月17日
「人の不幸は蜜の味」という言葉があります。
人が他人の不幸を蜜の味だと考えるのは常に
自分の幸不幸を他人との比較によって
確認しており、人が不幸であることで自分の幸さ
を際立てさせる効果があるからのようです。
自分だけをみて自分が幸福だと判断するほど
自信のある人はそう多くはないということでしょうか。
ところがそんな人の不幸を喜ぶ自分に気づいたとき、
あまりの自分という人間の出来の悪さに悲しくなる
ときもあります。
これはだれもが抱える自己矛盾ではないでしょうか?
脚本家の山田太一さんはエッセイの中で、
「他人は人の喜びを悲しみ、人の悲しみを喜ぶ。
だからせめて家族の中だけでも喜びを共に喜び、
悲しみを共に悲しめないものか・・・」と、
書いているそうです。
心から喜びと悲しみを共感できる人は、長い人生を
生きていくために必要なのかもしれませんね。