平成23年4月22日
人の感覚には五感があり、視覚、聴覚の他に、
嗅覚、味覚、触覚の五つです。
人が生きていくために必要な情報は嗅味覚と触覚
から得ています。
人の間の情報交換でも、握手や抱き合うという
触れ合いが親密さの表現になっているのは感覚的に
受け入れやすいからです。
欧米人は、握手とかハグとか人と人とのを日常的に
行っていますが、日本人の場合、挨拶はお辞儀が
主体で、身体の触合いは日常的とはいえません。
更に、最近は日常の中での清潔志向が進み、
人と触れ合うことをなるべく避けようとしています。
私も、電車の中で座席に座るとき、隣の人と足が
くっつくのをとても不快に思ってしまいます。
日本人は、身体の触合いが苦手に人が多いようですが、
これが日本人の奥深さを生んでいるのかもしれません。