平成22年3月19日
今日も比較的暖かい日が続いています。
街を行くサラリーマンもコート無しの人が大分
増えました。
もう直ぐ、靖国神社の桜も芽を吹いてくるでしょう。
また、春が巡ってくるのですね。
中国古典に、「花は半開きを看る」という
一文があります。
これは、「満開に咲き乱れている花は確かにきれいだが、
すぐに見飽きてしまう。だから、満開よりも五分咲きぐらい
の方に、かえって花の風情があるのだ」という意味
だそうです。
確かに、満ちたりた状態というのは、だれでも願うところ
ではあります。
しかし、それが果たして「その人にとって、幸せなことなのか
どうか」という点については、「その人の感じ方」によっては、
必ずしも幸せではないという場合もあるようです。
周りから見て、なんの不自由も心配もなく満ち足りて
見える人がいます。
しかし、そんな人に限って意外に深刻な悩みをかかえて
いたりもするからです。
だから、私みたいに一生五分咲きで終ってしまう人生も
「また楽しからずや」なんでしょうね。