「李下に冠を正さず」 | 人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務コンサルティング事務所を経営する所長が日々の業務について思うことを綴ってます。

平成21年3月14日


 今日は、午前中ひどい風と雨の天気です。

空もドンヨリとした、何か今の日本の状態を現して

いるような様子をしています。


「李下に冠を正さず」という処世訓があります。

昔の中国の諺で「李の木の下で傾いた冠を正そうとすると、

他人の目には李をもごうとしているように見えるから、

誤解を受けないようにした方がいい」という意味だそうです。


自分の身の処し方は自分が納得しておけばいいという

のではなく、少なくとも人の目にも明らかでなければ、

要らぬ疑いを招くことになるという処世訓です。

この諺に対しては、「自分さえきちんとしていればいい

のであって、誤解する方が悪い」という理屈で反論も

あるでしょう。基本的にはそういう考えもあるでしょうが、

人の世では、誤解を招きかねないことはできるなら

止める方が賢明です。

特に今のように、情報が飛び交う世の中では、

人の目の怖さを想定しておかなければ、社会生活

さえおくれません。


「李下に冠を正さず」と言った昔の中国の人は、

「自分を律するということは、このように自分自身を

厳しく律しなければならない」と強く感じたからこの処世訓を

作ったのでしょう。

でも、今の日本の政治家には、この諺は、耳に痛いのでは

ないでしょうか?

「李下に冠を正さず」どころか、公けに大金を懐に入れて

いるのですから。