[サラリーマン出世術」 | 人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務日記~所長のつぶやき~

人事労務コンサルティング事務所を経営する所長が日々の業務について思うことを綴ってます。

平成19年12月14日


 今日は、14日の金曜日。

12月もいよいよ中盤となりました。

今日はキッと忘年会で盛り上がる人も

沢山いるんでしょうね。


この時期は、“もうボーナスも貰ったし、年末で一区切り

したいから”、と云うわけで、退社・転職を考えという

サラリーマンの話をよく聞きます。

作家の童門冬二さんが執筆された「サラリーマン生態学」の
中で、大変興味深い話がありましたので、ここでご紹介したい

と思います。
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「Qさんは万年課長だ。今まで何度か部長昇進の機会が

あったが、理由があってうまくいかなかった。しかし、人事異動期

になると、Qさんは獅子奮迅の活躍をする。自分ではなく部下

の売り込みだ。そのセリフが、『オレのような無能課長を支えてきた

有能社員だ。ぜひ昇進させてやってくれ』というキマリ文句だ。
人事関係者は苦笑する。しかし、けっこうQさんの主張は通る。

そのため、『社で出世するなら、まずQさんの部下になれ』という

ような冗談が半分本気でささやかれている。Qさんは無能ではない。

逆に有能だ。ただ、正義感が強い・・」
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上記のような話でしたが、サラリーマンを経験した人なら、

“そうだな”と身に覚えのある方が多いのではないかと思います。

普通のサラリーマン社会では、「手ガラを自分の物にしてしまう人」で

「責任は他人に押し付ける人」の方が、相当多いのだろうと思います。

そうした中で、Qさんのような方は、今時非常に貴重な存在かも

しれません。


ちなみに、Qさんとは逆で「あの人の部下になると社員は必ず

辞めていく」,「いい目にあった人がいない」という上司も、

会社の中には必ずいるもんですよね!


そして、そういう人ほど、結構出世してしまうんですよね!