JIN-仁- 第2話 「未来との選択」 | のだめと申します!

のだめと申します!

日頃ノドまで出掛かってるが中々言えない事、
今まで語れずにいた「ノドまでタメてた話を申告」などを掲載していく
自由ブログです。

2回目ってどうしても数字が下がるもんだよね・・・でも18.4%。
お隣の今は、全く見なくなった『行列のできる法律相談所』が19%で
徳光さんが24時間マラソンにでるとかなんだとか・・・に持っていかれたのか。
この日から放送開始の芦田愛菜ちゃん阿部さんW主演の『マルモのおきて』にも響いたかな?
でも、JIN-仁-は、録画してゆっくり見たい作品だから、こういう結果だって良いのよ~。



“脚気に効く菓子”として、南方仁(大沢たかお)の考案した安道名津(アンドーナツ)が
江戸で大評判となり売れ筋上々。
ある日、仁は、奥医師でもある西洋医学所の松本良順(奥田達士)から「大人気だ」と指摘され
医学所のほうでも. 効用を説いてもらうと助かると、うほほい顔で告げると
「実は、あるお方が脚気の疑いがございまして、安道名津を献上していただきたいのです」
と言われた。
仁が、どなたに?と聞くと、人目を気にして、すすすーっと仁の傍に寄る松本は、耳打ちをする。
「はぁ・・・和宮って人ですか・・・」
と、他人事のような仁のリアクションに
「なんて命知らずなヤツよ」と言う顔の、松本が「・・・左様でございます」と答える。
「松本先生の患者さ、・・・!!!それって、こここ・・こっ皇女和宮!?」
騒ぎ出す仁の口を塞ぎ「口にするのも畏れ多いお方でございますぞ」と畳みに押し倒す松本先生。
なんでこのドラマは、男子同士で押し倒しあうのでしょうか?いっつも仁が襲われてるような・・・
「和宮様は亡き帝の内親王様。
上様の御台所であらせられる、最も高貴なお方でございます」
と松、本の解説中、足をバタバタさせる仁。
苦しい松本の手をどけて起き上がり息を整えていると
「実は、大の甘いもの好きでいらっしゃいましてな。
近々お忍びで、田之助の芝居を楽しまれる、良い折がございますので、ぜひ、その席で」
「他之助さんの?」
「私は、これを皮切りに、先生を奥医師にとも、」
「いやいや、ちょっと待ってください」慌てる仁。
「んん?」

そんな二人の会話を廊下で盗み聞きしてるのは、誰でしょう?


医学館では、福田(佐藤二朗)が脂汗を流しながら、うぬぬぬ・・・
「仁友堂のものを、本道のものとして和宮様にご献上されるのは、」とね。
「無論!本道なりの工夫を施すつもりじゃ。お主は、コレに何が入っておるのか述べればそれでよい」
と、多紀元えい(相島一之)に殆ど脅しを受けてるぜ。
「しかし・・・」
「仁友堂は、お主の本道で食うておるそうではないか。教えてもろうても、罰は当たらぬと思うがのう~」
と、硯セットに半紙をススス~。
企業秘密をこれに明かせよとさ。パクって大もうけすんのね。


仁友堂では、
あまりの光栄な出来事に、橘咲(綾瀬はるか)をはじめとする『仁友堂』の面々が盛り上がってる中
「やると決まったわけじゃない、レシピを松本先生に渡せば済む事だ」と、盛り下げるKYな仁。
戻って来た福田が、大奥は人間関係やら細かいシキタリが厄介で
命がけだから触れないほうがいいとかぬかすから
佐分利(桐谷 健太)やら山田(田口 浩正)らが、「何、言うか~!」「あのれが~和宮様でっせ~」
と、吊るし上げを食らい、ヤル気を助長させる。
再び歴史を変えてしまうことに躊躇が生まれ、ひとり悶々ももんもーんだもーんの仁を心配する咲。


武士の家計簿なるものをつけてる手を休め
「何か、ご心配なことが?」と、咲は、仁に声をかける。
いっつもそうなんだよね・・・さり気なくイヤミなく、素晴らしい。
「・・・いいんですかね。私みたいな人間が大奥に出入りしたり、奥医師になったりとか」
「当代一の名医でいらっしゃいますのに」
この言い方もイイ!褒めてるのに過大に聞こえず称え方が温かい。
「身元も明かせないわけだし、ある日突然、いなくなっちゃったりすることだってあるかもしれないし」
咲の顔が強張った。
「・・・あっ」無責任な発言をした・・・
「左様でございますよね。先生は、いつか、必ずいらっしゃらなくなってしまうのでございますものね」
「すぐに、どうこうってことはないと思うんですけど。もう、2年もこのままなんだし」
「私としたことが、つい、忘れておりました。
宮様の献上の件は、先生のよろしきようになさるのが、1番かと存じます」
咲はそう言うと、そそくさと出て行く。


野風(中谷美紀)は、万華鏡を見ながら何かを思う。
何か迷うと、コレを覗いてる。仁の指針なのか?未来の先祖らしき野風。


神戸の海軍操練所では、龍馬(内野聖陽)と勝海舟(小日向文世)
「この操練所も、取り潰しってことになりそうだよ。」と、勝
「悪いがは幕府の石頭ぜよ~。
亀弥太や北添が池田屋で捕まったがは、やむにやまれぬ、あいつらの憤りゆえじゃ。
それを十把一からげに、攘夷派の巣窟じゃち!」と、龍馬
「ここで皆で生きていけりゃぁいいと思ってたんだけどな。(チッ)故郷に帰れねえ奴も多かったからよ」
「・・・」

龍馬は、仁との会話を思い出した。
その時龍馬は、仁との会話を思い出す。
仁が自分たちの運命を知ってる人なのではないかと。
「ワシらの故郷には、陸も海も続いちゅう。帰れんちゅうがは、まっと違うがじゃ」


仁と咲は、道具屋さんに注文した医療器具を取りに来たのだが
「500両!?」と、えらくバカ高~~い!
しかしこの時代のモノじゃない特注品なだけに、それくらいはするよね手間かかってるだろうし。
値切ろうとする仁に「お支払しましょう」と、颯爽と応える咲・・・カッコイイ!
「そんな・・・薩摩藩から貰った治療代全部なくなっちゃいますよ」
心配する仁に
「大丈夫です。私がやりくりいたします」キッパリと凛々しい笑顔で応える咲。
「でも、どうやって」
「先生はどうぞお先に。患者が参ってるやもしれませぬ」
「・・・はい」


「仁友堂には金がない。
たまの大きな治療費は、医療道具に消え、
ペニシリンの製造は、いまだ濱口様の援助に頼りきり。
先生達には、一度も給料を払えていない。
もちろん、咲さんにも。
アンドーナツが御用達になれば、仁友堂は潤う。
献上は、ありがたいというしかない話だ。
だけど、ここのところの俺は、あまりにも歴史上の人物に関わり過ぎている。
この上、和宮様に会ったりでもしたら
こうなってくると、
何だかもう、ここに骨をうずめろと言われている気がしてくる。
江戸はいいところだけど、ここで死んでもいいと思えるかと
聞かれれば、いいとは言い切ることは出来ない。
俺にも残してきた親もいれば、友達もいる。
それに、ここにいる限り、未来がどうなったかを知ることは出来ない。
それでも、いいと言い切れる日などが、来るのだろうか」


野風が、仁を訪ねて仁友堂へやってきた。
久々の再会だー。
「野風さん?」
振り返る野風。

神社で咲がお祈りをしている。
「先生がずっと・・・」
多分、延々ずっとこのままで・・・っていう健気な想いだよね。
うわ~~ん、咲、すっごくいいいいいいい!!!!
ぜんぜんイヤミがないし、素直な愛情が伝わってくるし・・・
いーーなーーーー:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

こんな女性に愛されたいよね~

殿方ども。


そんな日は多分・・・永遠に来ないような気がした

仁は、野風が長屋を追い出され行く当てもないと聞き、
このまままさか妾稼業で暮らしを立てるつもりじゃないのかい?と心配になったが
仁に身体を治して貰い、粗末にせずちゃんと堅気になるという野風。
「・・・あの、よかったら、仁友堂で働きませんか?」
「・・・?」
「そんなこと言っても、お給料とか出せないんですけど。その、食べるくらいは困らないし」
え?それって咲がやりくりしてるんじゃ・・・?
「ありがたいお話でありんすけんど、先生はあちきに、何ゆえそこまでご親切に」未来の先祖だと思うからよ。
「それは・・・野風さんに、幸せになってほしいからです」そういう答えしか言えない仁。
「・・・」
「せっかく助けることが出来たんですから」
「へぇ」

咲が仁友堂にいそいそと「先生、すっかり遅くなってしまい、」と戻ると、そこには仁と野風が・・・
驚く咲。
「・・・野風さん、何ゆえここに?」
なんで愛する先生の愛する人に似てるこの人が!?ここに!?せっかく先生と楽しく暮らしてるのに・・・
「あの・・・咲さん実は、」と、仁。
「まさか・・またガンが!?」病を真顔で心配する咲。

あーーーーーー!!!そうだよ!咲ってこういう子なんだよ!(ノ◇≦。)


これ程、どこまでもどこまでも純粋で

心の綺麗な子は、

どこ探しても居ないよーーーー!!!


「相変わらずでござんすな、様は」と、野風じゃなくても、視聴者だってそう思うさ。
なんてイイ子なんだーーーーー!!!
そうさ!はるかちゃんは、いつだって可愛いのさ!( ̄▽+ ̄*)

野風と仁が笑い出した。
部屋で布団を敷いてあげる咲。

「落ち着き先が決まりんしたら、すぐに出ていきんすゆえ」
「変な遠慮はなさらないでください。困ったときは、お互い様でございます」
「出来るだけのことはいたしんすので」


いいなーo(^▽^)o
はるかちゃんの傍だったら

アタシも居たいよ、出て行きたくないよ


さっそく野風は、翌日から頬っ被り襷姿で洗濯や掃除など立ち働いた。
他の医師たちは、ぼお~~~っと元花魁に見とれる。


事務所となってる帳場だね、咲が武士の家計簿とにらめっこ。
呑気な仁は、野風が張り切ってると言いに来た。
「先生、少し出てもよろしいですか?」と、出かける咲。
その時、献上の件は、どうするのか聞き、まだ踏ん切りが付かないと仁が答えると
「お心が決まりましたら、早めにお知らせくださいませ」
咲はそう言い出かけていった。

咲が向かった先は、質屋だった。
自分の持っている着物を出していた。
以前見たような、華やかで上質なものばかり。
「今日は多いですねぇ」
「人が、増えましたゆえ」
「ああ、なるほど」算盤を弾く旦那。
「あの、あれはおいくらでしょうか」
衣紋かけにかけてある着物を見つめる咲。
「まけて、一両くらいで」
「一両・・・」
仁だろ?仁のためなんだろ?
アタシもこんな咲に愛されたい・・・

咲が、質屋から出てくる所を恭太郎(小出恵介)が発見!
「咲ではないか、こんなところで何を?」
気まずい咲。
「南方先生は、その・・・ご存知なのか?お前がこのようなことをしているのを」
「つまらぬことでお心を煩わせたくはないのです。よい話も来ております!
もうしばしのことかと思いますので」
兄としては、救いの手を差し伸べたいんだろうね
でも咲の事だから、絶対に断るから言えないよね。


澤村田之助(吉沢悠)が仁友堂に来て、仁からアンドーナツのレシピを聞きに来た。
松本がまだ仁から返事がないって愚痴ってたとか
皇女和宮(黒川智花)は、熱愛彼氏がいたのに公武合体だとかで生まれ育った京から、
言葉もしきたりも違う大奥に泣く泣く連れて来られ一生故郷には戻れない可哀想な人だとか
ベラベラベラと並べ
アンドーナツのレシピを聞いて芝居のシーンに「作っている一コマ」を入れたいからと、聞きに来たらしい。
見てみたいわね・・・どんな風にやるのか。
その日本一淋しいお姫様な和宮を少しでも愉しませたいんだって
・・・パート1から出てきたけど、結構人情厚い人なのよね。

和宮の身の上を自分の境遇と重ねてるのかい?仁。
そして、野風も帰る故郷がない人だと佐分利との会話を耳にする。


そして仁は、アンドーナツを献上する事にした。
野風にずっとここに居て欲しいんだね・・・
当日は、咲も同行する事になった。
俄然ヤル気満々の皆さん。
食材は、もっと上質のものをとか、作業過程をさらに丁寧にとか調理法の工夫して
「いろいろ試してみましょうか!」と仁
盛り上がってる中、咲だけ、浮かない顔。
福田も苦しそうだね・・・


医学館の多紀は、面白くない。
仁に手柄も出世もさせたくないので、「献上を失敗に終わらせよ!」と福田に命じる。
断れない?
すごい油汗だよ。


咲は、また質屋の暖簾をくぐる。
アンドーナツ制作に誠心誠意を懸ける医師たち。
男性物の着物を縫い直している咲。
いよいよ献上する前日、仁の着ているものが汚い・・・
お姫様にお目にかかるのには、よそ行きじゃないと。
そんな夜、咲が新調した着物を仁に着せる。
「こんなイイ着物を!?」と驚く仁に咲は「兄に借りたんです」と、答える。
嘘だね・・・質屋で目をつけていた着物を手に入れて縫い直したものでしょ?・°・(ノД`)・°・
寸法もピッタリと微笑む咲・・・なんていい子なんだ。大和撫子よ。
なんもわかっとらんな天然男子仁は、「ありがとうございます」と、ホクホクホク・・・


咲は、仁の着物を扱いながら聞いた。
「・・・あの、何ゆえ、急に献上をお決めに?初めは、あまり気のりもせぬご様子でしたのに」
「あ・・・和宮様は、故郷に戻れない方だって聞いたんです。
ある日突然、全然違う世界に放り込まれたんだって。それを聞いたら、自分で持って行きたくなったというか」
黙って聞いてる咲。
「おじさんが何、青臭いこと言ってるんだって感じですよね」
「いえ、わかります」
「それに、もっとしっかりしなくてはいけないと思ったんです。野風さんのこともあるし」
「・・・野風さん?」咲の顔色が変わる。
「野風さんも実家がないらしくて他で働くのも難しそうだし、だったら、ここに居ていただくのが
一番だと思うんです」
「・・・」
「そうなると、自然とお金もかかるわけで」
「・・・野風さんは、未来さんのご先祖やもしれぬ方でございますものね?」衣紋かけに着物をかける。
「・・・あの、手術があって、未来はもう生まれなくなったのかもしれないし。
もうどうすることも出来ないかもしれないけど。せめて野風さんには幸せになってほしいというか。
それが、未来に出来る唯一の罪滅ぼしというか」
「・・・」着物を調えている咲の手が止まる
「野風さんの人生によっては、新しい未来が生まれる可能性だってあるかもしれないし」
「・・・」
「咲さん?」
「・・・あ、あの、少し・・・その・・・少し、情けなくなってしまいまして」
「・・・情けない?」
「私どもで変えられなかったお気持ちを、野風さん、
いえ・・・未来さんは、たやすく変えておしまいになるのだと思うと・・・」
咲は、とうとう悔しい気持ちをぶつける。
「・・・」
「・・・あっ。少し・・少しですよ」
ハッとして、笑顔を見せて言い直す咲は、部屋を出ていく。
この会話を野風が聞いていた。
何かに迷うと万華鏡を覗くのね。
一番綺麗な模様が見えたとき、腹が決まるのかしら?
覗いてみたいな~私も。


帳場の方に行った仁は、咲が付けていた“仁友堂の入拂帳”を開いてみると
そこには当り前だけど、いついつ何を幾らで買ったかなどの記録が納められていた。
筆文字の綺麗な綴り・・・

仁は、驚く。


『十月五日 
治療費 ナシ
質入 かんざし
玉木屋より・・・』


『十月十七日
治療費 ナシ
質入り帯一本
玉木屋より・・・』


「そこにあったのは、俺と咲さんの生活の足跡だった。
咲さんは、着物や持ち物を売っていた。
日々の生活に消えていく些細な、
だけど、欠かせないもののために」


『質入着物二枚
玉木屋より三分・・・
質より買入
先生ノ着物』


「いつ消えてしまうかもしれない男の、たった一日のために。
でも、だからといって、俺はどうすればいいんだろう。
こんな中途半端な身の上で、
中途半端な気持ちで、何を、言えばいいんだろう」


ついに、内助の功・咲の気持ちに気づいたんだね・・・
愛がなければ出来ない好意だと。
それを応えることが出来ない仁。
それを判っている苦しい咲。
情けなくなったのは仁自身もだよね。


作業場にて、福田が小瓶を片手にゼイはぁゼイはぁ脂汗・・・
なーにしてんの!?
なにもしてそうになかったようだけど。


翌朝、咲がアンドーナツのレシピ材料の点検をしていると
仁が声をかける。
うッうッう・・・こんなイイ子、誰だって欲しいよぉ~~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
どうしたら、こんな素敵な女性に育つのでしょう?
気まずそうな咲。
「・・・浅はかなことを申し上げました。(頭を下げる)
野風さんの手術を願ったのは、私でございます。
責めは私にもございますのに。すみませんでした」
咲は、もう一度頭を下げると「さあ、作りましょう!」
と笑顔を見せた。魅せたと書いた方が適切かも・・・
てきぱきと動く咲。


是非、

うちの息子の嫁に来てくれ~~!!!
あ・・・うちに息子が居たら

そう思うぜよ~~!


こうして仁と咲は、無事にお出かけになりました。
まだ綺麗ないい着物は、残ってたのね~咲。
野風は、何故仁も咲も自分に手厚い応対なのか理由が判ったみたいね。←立ち聞きしてたらしい

福田が、また脂汗。

仁と咲を“お忍び”で田之助(吉沢悠)の芝居を見にやってきた和宮のもとを訪問。
そこで、松本がアンドーナツを受け取る。
「早速、御毒見役にまわして和宮様に食べていただきましょう」
「はい!」
そこへ・・・和宮が登場!
「宮様でございます!!」
慌てて横並びに平伏す3人。


「良順。そこにある箱を、もう少し近うへ」
と、和宮が声をかけたので差し出す松本。
そして蓋を開けさせ、和宮その一つを手に取ってパクリ。
「宮様!それは、まだ毒味も済んでおりませぬ!」と御年寄(伊藤かずえ)
甘いものに目がない和宮は、これはお菓子ではなくてお薬だからという理屈でパクパク。
松本に仁と咲を紹介させる。
和宮が「面を上げよ」というので、笑顔で顔を上げる仁。愛想よくニコニコニッコリ。
咲は、ひきつり、松本は「先生!一度目は面を上げてはなりませぬ!」と注意。
御年寄を初め大奥の腰元どもがムッとしている。
「え!?・・・・・え!?」
「美味しい、お薬でありました」と、和宮。
「あい!!!」再び平伏す仁。

えー!?大奥のシキタリってわかんないけど、
えらーい人が顔上げてって言っても即座にあげちゃいけないのね?

めんどくせーーーーー!(ノ-_-)ノ ~┻━┻
やっかーーーい!(ノ-_-)ノ ~┻━┻

芝居の幕が開いてない時分、目の前に置かれたアンドーナツを手に取りパクパクの和宮。
「宮様!」
御年寄に止められ和宮は、アンドーナツを置いてお茶を飲む。
離れた場所で仁と咲が宮様を見ながら、気に入ってくれたようでと微笑む。
しかし、幕が開いたところで宮様の様子が変わり、お茶をひっくり返して倒れ苦しみ出す。
大奥では、やたら有りがちな毒盛り事件。原因はヒ素だと松本が診断。
その治療法を聞いた仁が、胃の洗浄をするのが一番早く確実な治療だと言った。
だが、ここでは奥医師以外の者は、和宮に触れることが出来ない。
仁が指示して処置をする事に。
勿論御年寄は反対するが、仁の腕を知ってる松本が強引に突破。
「この者は指示をするのみ。治療をするのは私でございます!
今は何より、宮様の命を救うことが大事!お含みくださいませ!」
カッコイイじゃないのさ。


座敷に入る仁。
「宮様を寝台に、左側を下にして寝かせてください」
「はい」
隣の部屋では、咲たちが治療に使う薬剤を準備している。
胃まで管を入れるのに寸法を測る医師たち。
「もう少し上に。止めて下さい。そのあたりが、胃の中10センチ」
ついつい現代語で指示を出す仁に、松本が困惑する・・
「あ・・3寸程度の位置にくる筈です。口の所に印をつけてください」
「はい」指定の位置に細い布を巻きつけて印をつける。
「その先端に油を塗りつけ、ゴム管を挿入してください、」
和宮の口にゴム管が挿入。
戻しそうになるのを堪える和宮。
「印の所まで入りましたぞ」
「スポイトを管につないで、胃の中のものを吸引してください」
「はい」
確実に胃の中のものが器に出されるのを見届ける仁。
「よし」
その作業が繰り返され「もう何も出ませぬ」となる。
「では、洗浄にうつります。スポイトを抜き、漏斗をつないで下さい」
漏斗を持つ手が上がる。
「止めて下さい。その位置から、湯を流しいれます。
一回の量は、一合から一合半で。
急激に入れると、嘔吐を誘発しますので、ゆっくりお願いします」
「はい」
湯が注ぎこまれ「終わりました」
「では、管を下へ」
桶にあけるように指示。
「はい」
すると毒素の胃液が流れ出した。
「なんと!」
「いいんです。それを、液が透明になるまで繰り返して下さい」
作業を繰り返す。
「南方先生!」咲が炭を溶かした湯に下剤を混ぜたものを持ってきた。
「透明になりましたぞ」
「では、続いてこれを注入してください。
炭を溶かした湯に下剤を混ぜたものです。
残っている毒を炭に吸着させ、体外に排出させます」
その作業に移り・・・

ようやく安定する和宮。
「もう、大丈夫です。あとは自然に排泄されるのを待ちましょう」
「ありがとうございました。」
「いえ、間に合ってよかったです」

そこへ、廊下で
「橘咲!吟味のため、そなたを捕縛す!」奥女中の声が聞こえる。
慌てて仁が出て行く。
「咲さん・・・」
奥女中たちに囲まれ薙刀を向けられている咲。
「南方仁!吟味の為そなたを捕縛す!」
なんと仁までも・・・

「お待ちくだされ!これはいったい何の真似だ!」
松本が止めに入る。
「宮様は、その者の菓子を召し上がられました」
「菓子は毒味したではないか。」
「毒味前のものを召し上がられておいでです!」
「あのときのものが原因なら、症状が出るまでに時がたちすぎておる!」
正当な答を出す松本。
しかし、御年寄からの疑惑が大奥らしい判断。
「その者は、奥医師である松本殿ですら、知らぬ治療を
示して見せました。自ら毒を盛り、力を示し、出世を企んだのやもしれませぬ」
「それは・・・あまりのお言葉・・・」
と、松本先生も仁のファンだから

「先生は、ここに来られることすら畏れ多いと悩まれておりました!先生は!」
と、咲が弁明するも「その者どもをお目付けへ!」御年寄りが命令を出す。
仁と咲が捕まってしまった。


「いずれにせよあの者らは吟味されるべきです」と、御年寄
「そうでしょうな。毒味役そのほか、大奥の皆様方も等しく」と松本が一蹴。
何か知ってるんじゃ・・・?


仁と咲は、和宮に献上したアンドーナツに砒素を入れたと疑われ
殺人未遂の容疑で牢屋敷に入れらたぜよ~。
咲は、個室。
でも仁は、大部屋。
待っていたのは、性質の悪い囚人たち。
フンドシ一つ状態で入れられた。手には着ていた着物を持っている。
結構いい裸してるのよ、43歳大沢さん鍛えてますね~。

「よく来たなぁ、新入り」と、
畳を10枚ほど重ねた上で偉そうに腰を下ろしている牢名主(宇梶剛士)
この部屋のヘッド・・・宇梶さんリアルね~
ナイスキャスティングね、まー昔やった名残があるのか(≧▽≦)
「お前ら!命のツルは持ってきたか?」
と、牢名主が言うと、一緒に投獄された囚人が、着物の中に縫いこんで隠してあった金二両二分を出した。
ここでの扱われ方を良くするには、牢名主の機嫌を取りご挨拶代わりの入金が必要らしい。
当然仁には、そんなお金なんて持ってなくて、みんなからイジメを受ける事に・・・
予告で見たのってコレか・・・拷問のムチで叩かれたり
持っていた着物は取り上げられ牢屋の隅の敲きみたいな辺りで正座をさせられ柄杓で水をかけられたりした。
その水攻めをしてツル(ワイロ)を持ってくれば、ここからも出られると言った人、佐藤蛾次郎さんじゃないの?


恭太郎が仁友堂に駆けつけ、仁の身の上を報告。
送られた牢が大牢なので、出るのは難しい・・・
大牢の中では お裁きによらず無法に殺される者も多いという話。
医師たちが「ツルがあれば、出られる」とかミーティングをしてる中、
自分には関係ないと他に移る仕事先も見つかったからと冷めた口調で去って行く野風。
きっと何かやってくれるであろうな。
ツル=ワイロ=保釈金がいるのか・・・・
ここのメンバーにはそこまでの力はないものね。


またもや、この状況で脂汗の福田。
今週は、オイルマン

福田のおかしな様子に気づいた恭太郎
佐分利も福田を問い詰める。


咲が「可哀想だけどよ、あの男殺されるぜ」と看守から聞かされた。
「え・・・」
「医者だったら普通、揚がり屋に送られんだ。大牢に送られるってことは、お上はあわよくば
牢の中で死んでくれと思ってるってことだ。」
「・・・何ゆえ、先生がそのような目に!

お待ちください!何ゆえでございますか!」

牢獄の中では、ずっと水掛けられ状態の仁。


「何もわからなかった。
誰が何のために和宮様にヒ素を盛ったんだろう。
俺に罪をなすりつけるために?
それとも、俺を陥れるために?」


象山(市村正親)からの言葉を思い出す。
「お前のやったことが、

意に沿わぬことであったら、

神は、容赦なくお前のやったことを取り消す!」


「これは・・・そういうことなのか?」


牢の隅には、2つの遺体がゴロリ。
「ツルを払わねえとこうなるんだよ、どうだ?え?」と、お金を持ってこさせようとする牢名主。


「・・・払えません。
私が持っているかねは、患者が払ったなけなしの金。
命のツルです。
一緒に働いてくれる仲間は、それに手を付けようともせず、
ツメに火をともすように暮らしています。

あなた方に払う金は・・・ありません!

すると仁の口を塞ぎ、奥へ運び襲いかかる囚人たち。
身体を押さえ込んで窒息させるつもりか!?


「俺は、このままここで取り消されてしまうのか?
それが神の意思なのか?」

いえ、まだ2話目なので、在り得ません。
主人公は死なず。byはいからさんが通る花村紅緒


咲は、牢獄の中で神に祈った。
「口では分かったようなことを言いながら、私はずっと、心の底では望んでおりました。
先生がお戻りになる日など、来なければ良い。
出来るなら、ずっとここに居てほしい・・・と。
もしや、そんな私を哀れと思い・・・
願いをお聞き届け下さったのでしょうか。
なれば・・・どうか、
もう一度だけ、哀れと思うてくださいませ。
どうか、先生をお助け下さい!
今すぐに・・・今すぐに、(泣きながら手を合わせる)

先生を未来へお戻しくださいませ


意識が遠のき、
仁の目には、天井から東京の街がうっすらと見えてきた。

「これは幻か?
それとも、このまま死ねば、俺は戻れるのか?
でも、ここで戻ってしまったら、どうなるんだろう。
咲さんがどうなったかを未来から知ることは、きっと出来ない。
あの不器用な優しさに応えることは出来ない。
あの笑顔を見ることは出来ない。
それでもいつか、新しい日々の中で、
それでよかったと言い切れる日が、来るんだろうか。
そんな日など・・・
そんな日など・・・
絶対に来ないと思うなら」


仁は、口を押さえている囚人の手に噛み付いた。
「うわーーー!」


「元えんはうちの医師に、献上をうまくいかぬようにしろと脅しをかけてたんです!
本道の奥医師ならば、大奥と通じることもできます。
これは、医学館の陰謀では・・・」と佐分利は、松本に訴え出るも
「そうであれば、もうどうにもならないかもしれぬ。この件のお調べは、医学館がすることになったのだ」
と、いう松本の返事だった。
「え・・・」

えーーー!?( ̄_ ̄ i)すっげー不利じゃん┐( ̄ヘ ̄)┌


「俺はここで、生きるしかないんだ」

「この野郎!」と、囚人の一人が仁に殴り掛かろうとした時、
牢名主が叫び声をあげる。
何?なんかの病の症状が出たの?
で、仁が介抱するの?で、いい扱い受けるの?次週では神扱いだもん( ̄▽+ ̄*)