最愛のラブレター | のだめと申します!

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日頃ノドまで出掛かってるが中々言えない事、
今まで語れずにいた「ノドまでタメてた話を申告」などを掲載していく
自由ブログです。

とあるところで、舞おうと思ったんだけど


自分の舞台じゃないし・・・


想う相手が、大事な時だし


けど、想いを舞いたいと思ったので


だったら、自分の舞台で思い切り舞えばいいじゃん・・・いつものように


ここなら何の気兼ねもいらねーぜ、自分の城だから~( ̄▽+ ̄*)

と、いうことで


これは、私の好きな作品のひとつである


オー・ヘンリーの短編小説「最後の一葉」を元にした設定も異なる勝手な妄想舞いです




えっと、配役名は、判り易いよう人気ドラマの、あのお二人で綴ってみました




踊りの大好きな少女・仁美
仁美の幼馴染の健
彼は、体が弱いがいつも仁美を想っていた

踊りが未熟な仁美は、思うような自分の踊りを舞えずに悩んでいた
貰う踊りは、いつも端役
健は、そんな仁美を励ます


「仁美には、才能があるんだよ」


けれども仁美は、幼馴染の贔屓目だからと健を信じない


ある日、仁美に1通の手紙が届いた
差出人には、知らない女性の名前・・・


【あなたのひたむきな姿、愛の伝わる踊りに惹かれました  ずっと応援させてください】


短い文ではあったが、それは綺麗な文字で綴られたファンレターだった


それからの仁美は、踊りに磨きが入った

手紙の綴りに導かれるように・・・
そんな中、健の病状が悪化し入院した
仁美の所には、以前よりも頻繁にファンレターが届く
あの女性から・・・
その綴りは以前よりも文面は長く、文字のひとつひとつが丁寧で美しかった


仁美は、とうとう主役を踊ることになる
公演当日、仁美の楽屋にファンレターが届いた

熱い想いを綴られた手紙

仁美は、その人の為にも入院先の健にも

気持ちが届くよう、想いを込めて舞うのだった
舞台は成功し、沢山の拍手を貰う仁美


終焉間もなく危篤を知らされた仁美が、健の病室に駆けつけた時は
健は、もうこの世には居なかった


「健ちゃん!」


病室には、書きかけの手紙
沢山の下書きの手紙が散乱していた


「・・・え?これは!」


さらに傍に置いてあった本を手にし、愕然とする仁美
本のタイトルは、「美しい文字の綴り方」だった


涙が止まらない仁美


「舞台本番に届いた最後の手紙が、一番力強くて綺麗だった・・・。

けど、その頃の健ちゃんは・・・。

・・・・無理させてゴメンね」




あれから何年たった今でも、これ以上の手紙を貰う事はないと仁美は思った





この原作を読んだ時

愛する人のためにつく嘘

が、これほど美しいものはないと感じた事を憶えてます



そして、

命と引き換えに

愛する人を守った

という所が、惹かれるのです



あと、

愛の為なら、

物凄い力が出るものなんだなって事も



人を陥れる嘘は、その人に返って来るけど

愛の為、相手を守る為なら、女神も微笑んでくれると思います



何度読んでも、泣ける話で・・・