こんばんは。近年稀にみるほど、とても長く感じられた1月が終わりました。
そして2月。もうすぐ春が始まります。
『柴又駅』を後にペダルを漕ぐ事、5,6分。瞬く間にとなりの『京成高砂駅』が見えて来ました。
奥の白い建物が『京成高砂駅』。…だと思います。
※すみません、次行った時にちゃんと確認しておきます。
で、その手前にあるのがー
本日の第一目的地、『やきそば和』さん。
なんとこちらでは、あの神戸っ子のソウルフード『ぼっかけ焼きそば』が食べられるのです!
思い返せば奥さんの節目の記念旅行の際、神戸三ノ宮で食べた『長田本庄軒』のぼっかけ系の食べ物(焼きそば&そばめし)に心を奪われ早や3か月。
(ああ、ぼっかけが食べたい。どこかにお店はないか?)
と、ネットで検索してみても少し前までは首都圏にもあった長田本庄軒の店舗が次々にお店を閉めていて、現在は1軒もないそう。
関東人の口には合わないのかなあ?あんなに美味しいのに。
※確か丸の内の『つるとんたん』には『ぼっかけうどん』がありましたが、美味しいんだけれどそれじゃないw。
そしてその後も熱心に検索した結果、僕が行けそうな所でたった1軒ヒットしたのがこちらでした。
ガードレール沿いに自転車を止め、時間を見れば10時55分。11時開店のはずですが入り口を見ると暖簾が上がっていて営業中のポップも見える。
入り口の前で何気にお店の中をのぞいていたら、それに気がついた御主人とおぼしき男性が出て参りました。
「こんにちは。もう開いていますか?」
ぼくの問いに
「11時からなんです。でも中で待っていてくださってかまいませんよ。」
との嬉しいお言葉。それではと入店。
別に開店前に入れてもらえたから持ち上げるではありませんが、御主人ロマンスグレーの髪に穏やかな物腰。お顔もなかなか二枚目で僕が想像していた焼そば屋のオヤジとは大違い。
※いったいどんな想像をしていたんだか(笑)。←坊主でねじり鉢巻きw。
お店は立ち食い専門。カウンター席のみ。5人も入ればいっぱい。とっても狭い。壁には手書きのメニュー、TVにも出られた事があるようで僕も知っている芸人さんが良く見る衣装で来店した時の写真も貼ってありました。
「鉄板が熱くなるまでに5,6分かかってしまいますがいいですか?」
「もっちろんです。本日はこちらがお目当でしたので。あっ、注文はぼっかけ焼きそばを大盛りでお願いします。」
「かしこまりました。ありがとうございます。」
それからは御主人と他愛もないおしゃべりをしたりスマホを見たり。
そのうちに鉄板が温まったようで御主人が調理に入りました。おそばの焼けるいい音と匂い・・・。
「おまちどうさまでした。」
出ました!ぼっかけ焼きそば大盛り!
「お待ちになっていただいたので、こちらサービスです。」
スープも登場!
「いや、僕が勝手に早く来ちゃっただけなんですから。でもありがたく頂戴します。」
そうして僕は高鳴る旨の鼓動を抑えるように静かにお箸を割りましたー。ちょっと大袈裟(笑)。
3か月ぶりのぼっかけ焼きそば、それはそれはおいしかった~♪です。
もうリピ確定!サービスでいただいたスープも妙に後引くおいしさで次回はちゃんと注文しようっと♪。
本場神戸と比べて味はどうかはと言えば・・・、
よくわかりません。だって神戸のほう、忘れちゃったもん(笑)。
でもこちらはこちらでリピ確定ですので僕的には大満足、五つのジャッジを付けた事からお察しください。
あっ、それからこちらは支払いでPayPayが使えます。これも僕的には好印象でした。
御主人にお礼と必ずの再訪を誓いお店を後にした僕。時間も早かったので帝釈天様に向かう途中、再度柴又駅に寄ってみました。するとー。
あら不思議、先ほどはあれほどごった返していた人々がほとんどおりません。あれは白日夢?それともマボロシ~!?
まあいいや。どちらにしてもシャッターチャンス。あわてて自転車を止めてスマホを取り出します。そして撮った写真がこちら。
「お兄ちゃんー。」
「さくらぁ。」
こうして寅さんはまたさすらいの旅に出るのでしたー。
『終わり』。
はい、昭和の国民的映画『男はつらいよ』シリーズ。ずいぶん観ました。VHSとかTVで。
個人的には竹下景子さんがマドンナ役の2本が好きだったなぁ。
※ヤホーで検索したら『口笛を吹く寅次郎』と『知床慕情』でした。興味のある方はぜひ。
昭和と言っても僕は東京オリンピック(昭和39年)以降くらいからしか記憶にありませんが何か野卑でパワフルで将来に希望が持てたー。
そんな時代だったんじゃないでしょうか?
映画『男はつらいよ』ってある意味、その象徴だったような気がします。
ついでに調べたらシリーズは第50作(令和元年)まで続くのだけれど。49作と50作は寅さん(渥美清さん)が亡くなられてから作ったものだから実際は48作(平成7年)までって事?
(令和の子、寅さん、なんて知らねーだろーなー。)
そんな事を思いながら自転車に戻り、振り向くとまた多くの人々が寅さんやさくらさんの像と一緒に記念写真を撮っていました。なんだか一瞬超ラッキーだったようです。
※考えてみれば令和生まれの最年長はまだ4歳9か月だから無理もないか(笑)。
さてようやく帝釈天様のお参りに向かいます。お土産は何がいいかな?
まずは真摯に祈りなさい。このバカチンがあ!
これでは金八先生になってしまいますね(笑)。
それでは。