皆さん、身体だけは大事にしてください。③ | 野田市で車検!小澤自動車修理工場三代目さんのブログ

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こんにちは。千葉県野田市で70年ほど続く自動車修理屋さんの三代目のブログです。
自分自身が関心のある事、感じている事を徒然なるままに綴ります。
どうぞ御一読をー。
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 こんにちは。とうとう三月になってしまいました。いよいよ僕の還暦月です。。。そんな言い方しないか。

 

 昨夜はアメリカ合衆国のトランプ大統領を少しだけ見直しました。

 

 

 

 さて、前回の続き。決して楽しい話ではないので今回で終わりにします。

 

 まあ、そんなこんなで現場検証が始まりました。自分が当事者になるのはずいぶん久しぶり。27、8年前に六重衝突に巻き込まれて以来。(大型タンクローリーが赤信号で止まっていた車列にノーブレーキで突っ込んできたんです!)

 その時も現場検証したのでしょうがほぼほぼ記憶にはありません。でも現在は自分がメインで保険代理店を営んでいる事もあり、真剣に冷静に動向を見る事が出来ました。勉強になりました。

 ※あっ、そうだ月曜日の保険の試験、おかげさまで無事に合格しました。御報告まで。

 

 まずは女性が呼ばれて道路のどのあたりで左折したのかを始めとしてだいぶ細かい事まで聞かれていました。最初にやって来た駐在のお巡りさんが車を止め、女性の話に基づき交通課の方がチョークで道路にマーキングしていきます。

 その後に僕が呼ばれ道路のどの辺りを走っていたのか、とか車のどの部分にぶつっかったのか、とか倒れた位置はどこか、とかやはり結構詳細な部分まで聞かれました。

 

 「申し訳ありませんがぶつかった時の事は良く覚えておりません。」

 

 正直に、そう話しました。

 

 「そうですか。。。それでは自動車の前方後方、どちらにぶつかりましたか?」

 

 「前方だったと思います。」

 

 で、衝突箇所の特定になります。僕も近くで見ていましたがなかなかぶつかったところがみつからない。こちらが最初に当たったのはフロントタイヤでしたから自動車にも傷がつきにくっかったのでしょう。

 

 「うーん、ちょっと左側に傷が多いなぁ。」

 

 とか言いながらしばらくの間、自動車の左側面を調べていたお巡りさんがようやく見つけたのはフロントタイヤとホイールについていたとても小さな傷でした。

 

 「おい、これじゃないか?」

 

 同僚に確認します。そして僕の自転車で確認。

 

 「最初タイヤに当たって、そこで自転車がハンドルを左に切って。。。ああ、ここにも傷があるハンドルグリップと高さも合うしここで間違いないだろう。」

 

 (ほんとかぁ?無理くり作ってないかぁ?)

 

 とは思いましたがだいたいそんなところでしょう。

 

 (あれじゃ避けようがなかったな。)

 

 と、納得。

 

 再度女性が呼ばれ、また道行く自動車を止めての現場検証が始まっていました。

 

 でも正直彼女もよくわからないと思います。その瞬間パニくっちゃているはずだもの。

 

 お巡りさんに

 

 「ここからこう曲がって、こうしないとこうならないんです。ですからこうしたんでしょう?」

 

 って言われたら、

 

 「ああ、そうです。そうです、きっとそうだと思います。」

 

 って、なっちゃうんじゃないのかなぁ。

 

 そして最後に各々がパトカーの中で最終的な調書を取り現場検証は終わりました。何時頃だったかな?夕暮れが迫っていたと記憶していますが。

 

 現場検証途中で女性の御主人も駆けつけて丁寧な謝罪をしていただきました。

 

 それから女性は車に僕の自転車を積んでくれて病院まで付き添ってくださり(固辞したのですが)、自宅まで送り届けてくれて、家内にも頭を下げておられました。

 

 「後は私と保険会社の話になりますのでどうか御心配なさらないでください。それから今、申し上げるのもなんなんですが今回『このくらいで済んでほんとラッキー』だった事、忘れないでくださいね。」

 

 最後に僕がそう告げると彼女はもう一度深く頭を下げお帰りになられました。

 

 時刻は既に午後七時を回り、激動の一日が幕を閉じようとしていました。かっこつけて言うと。

 

 だけど本当にいろいろな事を考えさせられた出来事でした。

 

 御存知のように僕は自動車を扱う仕事を生業としております。と、言う事は車に乗っている時間も一般の方よりは遥かに多いわけです。その中でいつ何時今回と立場が逆転するやも知れません。

 

 また少し前にタイトルにしました『一瞬の間』。もし今回も例えば1秒でもどちらかがずれていたら事故は起こらなかったでしょうし、僕が加害者の女性やその御主人と出会う事は一生なかったはずです。

 

 そして個人的に一番ありがたかったのはやっぱり軽傷で済んだ事。日頃の行いが良いのか、信心のたまものか、それとも全くの偶然か(笑)。

 

 これが本当に運悪く僕が死んでしまったりしたらー

 

 「もうすぐ還暦だったんですって。」

 

 「お亡くなりになる4日前に住宅ローン、完済したそうよ。」

 

 「『1週間前に息子さんの招待で奥さんと3人、伊東のホテルで還暦祝いをしてもらった。』って、あんなに喜んでいらっしゃったのに。。。」

 

 などと街のスズメ達の噂になっていた事でしょう(笑)。※なんで女性言葉なんだ?

 

 笑い話になってよかったー!笑い泣き

 

 

 

 人生なんてほんと少し先で何が待ちうけているのかわからない。実感しました。

 

 ですからその時その時を悔いの無いように一所懸命に生きる。。。

 

 あれから早や2週間。そう思い続けながらも今夜も僕は飲んだくれてしまうのでしょうー。

 

 人間だから。爆  笑

 

 

 

 明日は奥さんの御招待で息子君と3人、『還暦祝いお食事会』!

 

 楽しみ楽しみ。

 

 それでは皆さん良いお年を!(何言ってるんだか。)

 

 春はすぐそこです!(これは当たってる。)

 

 身体だけは大事にしてください!(本当ですよ。)

  

 

 ではまた!

 

 ※※ やがちゃんのケジャンとチャンジャ、美味しく食べられました。メデタシメデタシ。