モロッコにおけるオミクロン株・肌感覚の実情とは | ラクダと旅する日常

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オミクロンが各国で流行っていますね。

モロッコはオミクロンが話題になった初期にすべての旅客便を停止する鎖国政策に再び乗り出しましたが、すでに入っていたウイルスを閉じ込めることは不可能で、やはり感染が拡大しました。

 

そもそも濃厚接触者も隔離もないし、大多数の軽症者が至る所でゴホゴホ咳しているので防ぎようがありません。(マスクしてない人も多い)

学校でも年明けからかなり広がっているようで、クラスターがあちこち出ている話や仏系学校では休校になった話も聞きます。休校ではないけどクラス中咳してるとか…苦笑

データに出て来る数字は検査した人の数字なので、一体風邪のような症状の何割の人が400~500DH払って検査するのかという事を考えれば、実際の人数はデータの遥か上の可能性が高いです。そうなると感染者数よりも死者数が重要で、グラフ第2波の感染爆発した時期は十中八九デルタだったと思いますが、ピーク時は毎日全土で100人前後の死者が出ていました。

第3波である現状では死者数は10~20人前後に留まっていて、増加傾向にあっても各国の報告通り重傷者は少ないことが分かります。

 

オミクロンは咳の症状が主ということで、コロナ以前のように風邪が流行る時期どこでも皆咳してる、

毎年冬に全員風邪引く(引くんです…)と言うことが、オミクロンで起こっているのではないかというのがマラケシュで生活している人間の肌感覚です。

モロッコのライフスタイルで感染力の強いウイルスなんて防ぎようがない…!

もう皆で一緒に感染して集団免疫がつくよね、というのが在住者の間で冗談のように交わされる実情。

ともすれば、症状の軽いオミクロンが流行っているのはコロナ収束に向けた兆しという説に期待したいところです!

そんな状況の中でも子どもたちは普通に学校へ行き、試験週間をこなしています。

ただ観光客のいないメディナは半分が店を閉めていて閑散としていました。

先日、観光客がいなくても営業してるメディナで働いてる人向けの食堂に行ったのでご紹介します。

 

 

テラスメインで撮ったので、コロナを防ぎようもない雰囲気までは伝わらないかもしれませんが、野良猫がテーブルに乗っても、テーブル全く拭いてなくても誰も気にしない雑然とした食堂です。

そろそろモロッコも自国のライフスタイルで防疫は無理と気付き、

政策としては経済を動かす方に舵を切っても良いのではないかと思います。

もちろんその後の判断は個々の事情。観光で訪れる人にとっては、『コロナ対策色々やってたけどいつの間にか誰も気にしてない国』に来るのはまだリスクが高いでしょう。実際に具合悪くなったらモロッコの医療にかかることになりますからね…

結局は欧州を含め流行が一段落するのを待つしかなさそうです。

 

モロッコ雑貨とモロッコインテリアAtelierFOUKARI

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