モロッコ南部ティズニットの集落へ。 | ラクダと旅する日常

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モロッコ、マラケシュからお届けするローカルな暮らし・子育て・仕事

つくづく休みだらけのモロッコでは、先週まで学校の学期末休暇が2週間あり、
休みが終わろうともする頃、旅行へ行くことに。

旅行などしたことのない高校生の姪オマイマも伴って、
伯父の暮らすモロッコ南部ティズニット近郊の村へ3年ぶりに行きました。
昼過ぎにマラケシュを出て、街灯も舗装もない集落に着いたのは日没後の7時過ぎ。
連絡先を紛失していた為、出発前にマラケシュに居る従兄弟にわざわざ会って、行く旨伝えたと言うのに
その従兄弟が叔父に連絡しなかったようで、たまたま家のドアを開けたところに
私たちがやってきて伯父は驚いていました。

ティズニット近郊の集落

それでもまるで来ることを知っていて準備していたかのように
ご馳走を用意してくれ、(私たちが到着した後買い出しに行ったそうな)
寝室もひとつ開けて快適に泊まらせてくれました。
大きな家には伯父の息子たちとその家族が居て、ベルベル語のみが飛び交います。
言葉尻が跳ね上がるような独特のイントネーションのベルベル語。
やたらと美人な奥さんたちと赤ちゃんたち。
ネット環境の無い他人の家に居たらあっという間のはずの一日も長く感じると年末書いた、
その通りの状況になったわけですが、
朝から日暮れまで外出に明け暮れ、長い一日も充実して過ぎていきました。

サボテンの囲い


家の隣のサボテンの囲いの中にあるのはパンを焼く石窯と、ロバの小屋。

パン焼き釜


丁度おばあちゃんがパンを焼いている!と思ったら、あら別の人。
そこへやって来たのもまた別の近所の人。
どうやら近所の奥さん達と一緒にパンを焼いているようです。

パン焼き釜の隣にはロバの小屋があります。
ロバと伯父と次男坊。

ロバの家

別の場所に畑もあるというので荒野の中を見に行くと、、、。

砂の畑


砂漠のような砂に玉ねぎが植わっていました。
夏にはスイカも作るそうです。

この日は金曜日。
この地方のソースのほとんど無いクスクスをなんとか胃に入れ、
(ここではマラケシュでは飲み物として出されるヨーグルト状のルベンをクスクスにかけて食べます)
ティズニットのアグノー海岸へ行きました。
海の話はまた次回。


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