ずっと前に日本から持って来て、日本でもモロッコでも一度も着ていなかった着物。
一週間後に夫の友人の結婚式があるというので、荷物の奥から引っ張り出しました。
ずっとモロッコで暮らすなら、カフタンの一つもないというのは恥ずかしい。
今までなかなかこういう所には気を回せずにいたので、よい機会です。
一から作るには時間がないので、この一度も着たことのない着物をカフタンにリメイクすることにしました。
裏地を取り、襟を取り、あとはそのまま裁断せずに着物の雰囲気を残すことに。
服飾学校を卒業した頃、このアラベスク柄が気に入って原宿のユーズド着物屋で購入した着物。
当時は黒ばかり着ていたけれど、モロッコに暮らしてすっかり色の好みが変わり、
できれば淡い色の生地にゴールドで縁取りをしたかった、、、
それはいずれタクシータ(2重のドレス)に取っておきましょう。
なかなか粋です。
そもそも着物とカフタンは構造が似ているので、
襟を取ってサブラ(淵飾り)を付けただけでカフタンになりました。
帯はベルト型なので着物のように苦しくなく、見ての通り着るのはとても簡単です。
次回は結婚式の様子をお伝えします。
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