こんにちは
子育てコ—チング協会インストラクター
織田典子です
先日、すまいるママ塾で、
「叱る依存が止まらない・村中直人先生講演会」が開催されました。
とても分かりやすく、例をあげながら丁寧にお話下さいました。
今日は、村中先生のご講演を聞いての感想と学びを書きたいと思います🍀
叱る依存は誰にでもあり得る
叱るとは
ネガティブな感情を与えることで、相手の行動や認識の変化を引き起こし、思うようにコントロ—ルしようとする行為…です。
危ないことをしていて行動を制止する時には、一瞬叱ることも効果はありますが、
その後くどくどと叱っても効果はなく、むしろ子どもは苦痛からどう逃れるかしか考えません。
子どもの行動が変わるのは、なぜダメかの理由がよく理解できた時です!
経験談ですが…
ある活動をしていた時、お母さんにひどく叱られている子がいました。その子は、必死に反省した顔で、「ごめんなさい」と言い、その場はお母さんの怒りもおさまりました。
しかし、その叱られていた子が、あとで私にこっそりと…「僕、なにか悪いことした?」とたずねてきました。
そのときに思ったのは、きつく叱っても子どもの心には響かず、その場しのぎで乗り切ろうと必死なのだということ。子どもの心に残るのは、お母さんにくどくどと言われた苦痛だけ…💦
親としては、叱るとその場の子どもの行動を制止することができるので、
きちんとしていない我が子へのモヤモヤがス—ッとする…それが叱る依存になりやすいのだと先生のお話も思い出しながら実感しました。
大人でも苦痛な言い方をしてくる人がいた時、原因に意識が向かずどうしたら苦痛から逃げられるかしか考えられないですよね!
それと同じで、子どもも
その場を逃れるにはどうしたらいいかだけで、なぜダメかが学ばれないと叱るも効果なく、その子の学びや成長につながらないのですね
よく子どもを叱ったあと、あぁ~またひどく、くどくどと叱ってしまった、だめな親だと自分を責めてしまい辛くなります💦
しかし、先生によるとそんなセルフ叱る依存もまた同じで、
自分を叱っても学び成長にはならないそうです。
私がイライラ子どもを叱っていたのは、
ちゃんときちんとみんなと同じようにさせないと…と思い過ぎ、思うように子どもが動かなかったとき。
先生は、「多様性」の大切さについてもおっしゃっていました。
人によって、当たり前は違って当然と考える必要性、
時には他人のメガネや子どものメガネをかけて
見え方の違いを感じる大切さをおっしゃっていました。
また、子どもが一番学ぶのは、冒険モ—ドのとき。
主体的にどうしたらできるか考え自己決定できる時=自分がサイコロをふったことだから学びになる。そんな姿勢を尊重することが、叱る依存予防にもつながるそうです。
講演では、例をあげながらわかりやすく説明くださり、その他叱る時の注意点、叱る人の二—ズ、どのような学校教育のあり方が良いかなど多くのことをお話下さいました。
とても良いお話なので、ぜひ親御さんだけでなく、教育関係の方など、子どもと接する機会の多い方にぜひみていただけたらな〜と思います
ア—カイブ(録画視聴)は4月26日まで申込み可能です詳しくは🔽🍀
叱ることは子どもによくないと思いながらも誰もが陥りやすく、依存しやすいことだという…村中先生の人を責めない優しさが伝わる講演会でした。
先生のお陰で、自分を責めず、叱り過ぎそうになったら「叱る依存になりそうになっているぞ💦」と客観的になれそうな気がします
村中先生の貴重なご講演にめぐり逢えたことに心から感謝です