予告
8月21日（水）10:00~11:30
「子育て・自分育てナルホド 勉強会」
講演で、
自己肯定感が低い場合、
ハードルを下げて
物事にとりくませるほうが良いのか?
というご質問をいただいたので
ちょっと考えてみました。
子どもの話をする前に……
もしあなたがこんな状態だったら
あなたはどうしたいでしょうか。
上司にどうしてほしいですか。
子どもが
何かをやろうとして
できないときや、
どうすればいいか
わからないときって、
たぶんこんな状態じゃないかと思います。
わたしは、まさにそんな感じでした。
何をどうしたらいいか
細かく教えてもらえないと
できない感じ。
特に、算数の文章題とか
国語の読解問題とか
作文を書けとか、大嫌いでした。
何がわからないか、
わからなかったし。
勉強ではないけど、
鮮明に覚えているのは、
小5くらいのとき、
バレーボールで6人制の動き方を
教わったけれど、
まーっったく理解できなかったこと。
先生は、黒板とマグネットを使って
「Aの場合はこう動く、
Bの場合はこう動く」
のように説明してたけど、
わたしは何度聞いてもわからなくて
「えっと……」と自信なく首をかしげたら、
先生に鼻で笑われ、
そばにいたエースのMちゃんには
「まだわかんないの？」と
ため息とともに言われました～
もうね、涙を我慢するのに
必死でしたよ
……おっと、脱線しましたが。
とにかく、
わたしは、抽象的なことを
言葉で言われても
理解するのが遅かったです。
今も苦手かも。
（あ、バレーの動き方は、
実際に動いて理解できました！）
子どもに何かを教えるとき、
「できるだけ具体的に」
が、わかりやすいはずです。
でも大人が当たり前に
わかっていることを、
具体的に掘り下げるのは
なかなか面倒な作業です。
そもそも、
子どもが何につまづいているのかを
ハッキリ突き止めないと、
どこをどう具体的に言えばいいか
わかりません。
だから、しっかりと子どもの話を聞いて、
子どもの頭の中で
どんな風景が広がっているのかを
理解した上で、説明することが大事です。
冒頭の質問では、
「ハードルを下げて」
とありますが、
わたしは、
例えば10レベルのゴールを
達成させたいときに、
単純にレベルを5に下げればいい、
というものではない
と思っています。
10のゴールを達成するために
必要なステップを多めに作り、
その一つ一つのステップを
わかりやすく子どもに伝える、
ということが大事なのだと思います。
上記の大人の例で言うと、
• インパクトをつけるには、文字のサイズを変える
• 色の使い方を変える（ここでつまづくなら、どう変えるか、も提案）
• 色使いの参考に、このデザインの本のこの章を見てみる
のように。
正直、面倒くさいですよね。
でもそうやって子どもが
小さな成功体験を積めるよう、
親や先生が
「伝え方を丁寧に変えていく」
ことは
子どもの自己肯定感を
はぐくむためにも
とても大事だと思うのです。
ちなみにこれを親子でやるのなら、
子どもが思春期に入るまで
くらいがやりやすいかと。
わたし、息子が小学生のときに
もっとこういう視点を持てれば良かった、
と、今後悔しています……。
「つべこべ言わず○○しなさい！」
的な言い方が多かったので……
（息子よごめん
）
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