光る君へ第26回あらすじ&感想後編 | NobunagAのブログ

NobunagAのブログ

家庭菜園、ゲーム、アイドルなど趣味の話題や、子育て、介護関係のことをつらつらと書いています。

光る君へ

第26話「いけにえの姫」後編



年が明け元号は長保となった。


999年のことである。


一条天皇はこの正月、

事もあろうに中宮を

秘密裏に内裏に呼び寄せた。



「中宮様はこの正月に

ご懐妊あそばされたように

ございます」


「なんと…」


安倍晴明の報告に

道長が驚く。


「内裏での逢瀬のせいで

ございます。

今年の11月ごろ皇子が

生まれましょう」


「皇子なのか…」


娘を嫁がせようとした矢先に

道長は言葉を失った。


「呪詛いたしますか?」


晴明は平然と尋ねたが、

道長は断る。


「父上のようなことはしたくない」


「よう申されました」


褒めるように晴明は言う。


「今、私を試したのか」


道長は半ば呆れたように問う。


「呪詛せよとお命じあれば

いたしました」


それも本気なのだろう。


「彰子は入内して幸せに

なれるであろうか」


道長は本音をつぶやく。


「私の使命は一国の命運を

見定めること。

人一人の幸せなぞは

あずかり知らぬことでございます」


淡々と答える晴明に

道長は舌打ちする。


しばらく考え込むと、

道長は


「分かった。

中宮様が子をお産みになる月に

彰子の入内をぶつけよう」


と提案する。


「よい日取りを出してくれ」


「はは」



「11月1日を彰子の入内の日と決めた」


道長は倫子に告げる。


「中宮様のお加減がお悪いとの

うわさでございますが

まさかご懐妊ではありません…」


倫子の疑問を遮るように

道長は断言する。


「ご懐妊であろうとも

入内は決行する」


「ご懐妊ならばそのお子を

呪詛し奉ってくださいませ。

呪詛は殿のご一家の得手で

ございましょう?」


倫子はそう求める。


「そのようなことはせずとも

彰子が内裏も帝もお清めいたす」


道長の考えは逆なのだ。


「いけにえとして」


「そうだ」


「殿の栄華のためではなく

帝と内裏を清めるためなので

ございますね」


倫子は確認する。


「そうだ」


「分かりました」


倫子の腹は決まった。


道長の隣に立つ。


「私も肝を据えます」


呪詛をしてくれ、

などと言ったのは晴明同様、

道長の気持ちを確かめたのだ。


「中宮様の邪気を払いのけ

内裏に彰子のあでやかな

後宮を作りましょう。

気弱なあの子が力強き

后となれるよう、

私も命を懸けまする」


倫子は道長と共に歩む決意を

決めてくれたのだった。



道長はついに彰子の入内を

正式に一条天皇に申し入れた。


帝は浮かない様子だったが、

まさか断るわけにもいかない。


帝が定子のもとに通っては

政務を置き去りにしている間、

実務を進めてくれていたのは

他ならぬ道長なのだ。



「鴨川の堤の決壊に始まる

天災の数々は我が政の未熟さゆえ

であった。

左大臣には大層苦労をかけた」


「とんでもないことにございます。

左大臣の務めを果たしただけに

ございます」


「そなたの働きに報いて

娘の入内を許す」


「ははっ」


「我が舅として末永く

よろしく頼む」


「もったいなきお言葉、

痛み入りまする」


こうして彰子の入内は決まった。



道長は裳着の儀を盛大に

執り行うことで彰子の

入内を公のものとした。


道長、倫子。そして

女院である詮子もその様子を

見守っている。


儀式には公任ら多くの公卿が

参列しており左大臣たる

道長の人望と

権力を物語っている。


「おめでとうございます」


と一同が頭を下げる。


彰子は喜ぶでもなく、

沈んだ顔で淡々とそれを

行い続けた。


その気持ちはまったく

他人には読めない。



「裳着の儀も滞りなく済んだ。

これも神仏の守護、

そして皆のおかげだ。

厚く礼を申す」



「いや〜見事な裳着の儀で

ありました」


源俊賢が感嘆の声を上げた。


俊賢、そして道長の幼馴染でもある

斉信、公任、行成は

席を同じくして酒を酌み交わしていた。


斉信は


「しかし一番ボ〜ッとしていた

道長が左大臣で俺たちは

いまだ参議。

分からぬものだな」


と若い頃を懐かしむ。


「人の世とはそういうものだ」


出世への興味が薄れている

公任は悟るように言った。


「そのうちに帝の父に

なられるやもしれませぬし」


楽しそうに語る俊賢を

公任がとめる。


「うん、それを口にするな。

中宮側に邪魔立てされるやもしれぬ」


「んん…」


一同はわらった。


「左大臣は己のために

生きておらぬ。

そこが俺たちとは違うところだ。

ハハ…。

道長にはかなわぬ」


公任は友としても

公卿としても道長を

心から認めているのだ。


「まことにそう思います」


たびたび帝との間で

板挟みになっている行成も

道長に私心がないことは

よく知っている。


「そう思います」


俊賢もつづく。


斉信は少し悔しいのか、

あくびをした。



伊周は


「左大臣の娘が裳着を

行ったようだ。

まだ子供ゆえ入内してきても

恐れることはないと思うが」


と、定子に報告する。


「恐れてなどおりませぬ。

帝の御心は揺るがぬと

信じておりますゆえ」


「裳着に参列した者の話では

左大臣の娘はろくに挨拶もできぬ

うつけだそうだ」


言葉の悪い伊周を

定子は注意する。


「兄上、そのようなことを

仰せになってはなりませぬ。

入内を受け入れられるのは

内裏の安寧をはかろうとなさる

帝のご覚悟の表れなのだと

思います」


「ほう〜…。

随分と中宮様らしく

なられましたな」


落ち着いた様子の定子に

伊周は感心する。


「なあ、少納言」


ききょうは


「唐の国では皇帝は太陽、

皇后は月といわれておりますが

私にとって中宮様は太陽でございます」


と微笑む。


「軽々しくお近づきになりますと

やけどされますわよ」


伊周に対しても挑むような

口ぶりを見せるききょうに

伊周は驚き定子は笑った。



いとが握り飯を


「どうぞ」


と配っている。


「はい、どうぞ」


まひろもそれを手伝う。


「腹減った〜」


「腹減ったよな」


民の子供らがそこに

集まってきていた。


「ありがとうございます!」


「ありがとう!」


まひろは小さな男の子の

足の怪我に気づいた。


「血が出ているではないの。

洗ってあげる。おいで」


「いい!」


「駄目。

傷に泥が入ったら

大変なのだから」


子供を連れて行こうとするまひろ。


そこへ


「何事だ?」


と宣孝がやってきた。


子供たちは慌てて帰りだす。


「こら!お礼くらい言わぬか!」


と、いとが叱る。


「大水と地震から生き残った

子供たちに食べ物を与えておりました」


当たり前のように言う

まひろだったが…


「汚らわしい」


と、宣孝が吐き捨てた。


「ああ…あの子らには

親がおりませぬ。

誰かが食べさせてやらねば

間違いなく飢えて死にます」


「それも致し方ない。

子供の命とはそういうものだ」


宣孝は当たり前のように

そう言った。


「ああ、今日の土産は

丹波のくりだ。

うまいぞ!」


暗い雰囲気を和ませるように

宣孝は土産を渡す。


「ありがとうございます。

皆、喜びます」


まひろは皆と分けようとするが


「皆はよい。

お前に持ってきたのだ」


宣孝はまひろのことしか

見ていない…。



「おお、そうであった。

この前そなたの文を

ある所で見せたら

その女が見事な歌だと

ひどく感じ入っておった」


事もなげに言う宣孝だが

まひろは苛立ってしまう。


「ある所で誰にお見せに

なったのですか?」


「ある女だ」


「ある女…」


「よいではないか。

男か女かと聞かれれば

女だというだけの女だ。

さあ食え。うまいぞ!」


ごまかすように言う宣孝。


「2人だけの秘密を見知らぬお方に

見られてしまったのは

とんでもない恥辱でございます。

見せられたお方とていい気分は

しなかったに違いございません。

そういうことを殿はお考えに

ならないのでしょうか?」


「お考えにはならないよ。

よいではないか。

褒めておったのだから」


「よくはございませぬ。

お考えが浅すぎます」


「わしはお前のような

学に優れた女を妻にしたことを

皆に自慢したいのだ」


嘘ではないのだろうが、

度を越している…


「ゆえにお前の文を

持ち歩いてあちこちで

見せておる」


まひろは睨んだ。


「それほど自慢されて

本望であろう!」


「殿に送った文、

全てお返しくださいませ」


「え?」


宣孝は悪気はなかったゆえに

呆気に取られる。


「そうでなければ

お別れいたします」


「何を言っておるのか

分からぬ」


「今日はもうお帰りくださいませ」


「まあまあ、まあまあ…

怒った顔もかわいいぞ」


なだめようとする宣孝だが

まひろは拒絶した。


「おやめください!」


「難しい女だ。

せっかく褒めておるのに」


不思議そうにつぶやくと


「またな」


と宣孝は去ろうとした。


「また、と言う時は

これまでに送った文を

全てお持ちくださいませ。

そうでなければお目には

かかりませぬ」


さすがに宣孝も、

冗談は返すこともできず

立ち去った。



数日後。


まひろが洗濯を干していると


「お方様、私がいたします」


と、きぬが駆け寄ってきた。


「いいのよ。きぬは厨の方を頼むわ」


「はい」


そこへ惟規が帰ってきた。


「どう?」


「どう?って惟規の方こそ

どうなの?」


「まだまだ官職は

得られそうもないよ。

思っていたとおり」


「父上が戻られる前には頼むわよ」


「うん」


「そういうとこ素直なのに

やることをやらないのだから

惟規は」


「あのさ、男のそういう痛いとこ

つかない方がいいよ」


2人は縁側に座る。


「宣孝様はいつもプンッと

してる私がよいと仰せだけれど」


まひろは弟を見る。


「自信満々だな」


「そうでもないわ。

このところ放っておかれているの」


あれ以来宣孝は来なくなっている。


「それ、新しい女が出来たからだよ」


「え?」


「清水の市で見たんだ。

姉上よりずっとず〜っと

若い女に絹の反物買ってやってた。

にやけた顔して」


「あ…私だって宣孝様より

ずっとず〜っと若いのに

私よりもずっとず〜っと

若い女なの?」


まひろは呆気にとられる。


「うん」


「お盛んねえ〜…」


他人事のようにまひろは

そう言った。


「怒らないんだ」


「怒っているわよ。

でも惟規に聞いたとは

言えないから、

今回は黙っておくわ」


気まずい雰囲気を

ごまかすように、

惟規はくつろいでみせる。


「あ〜家はいいなあ…。

帰るよ」


「今、来たばかりじゃないの」


「姉上がつつがないならいいんだよ。

宣孝様のこと一度ひっぱたいてやりなよ。

それでもあのお方は姉上のこと

手放さないから」


宣孝は戻っていった。


残されたまひろは

考えこんだがやがて、

沈んだ顔になっていく…



それから、許す、許さない、

別れる、別れないと

文のやり取りが繰り返され…。



「これを見た途端、

まひろに似合うと思うてな」


久しぶりに宣孝は、

まひろに贈り物を持って

訪れてくれていた。


「清水の市で見つけたのだ」


悪いことに宣孝は正直に

それを言ってしまう…


「清水の市…」


「あの市にはよい反物が出るのだ」


まひろは冷たく笑う。


「若い女子に反物を買われた

ついでに私にも。

ありがとうございます」


図星を突かれた宣孝は固まる。


「多淫は体によろしくない

そうですよ」


「かわいくないのう…

誰に聞いたのだ」


「誰でもよろしいでしょう」


あまりのまひろの態度に

つい宣孝もカチンときた。


「あの宋の薬師に聞いたのか」


「ええ」


まひろは適当に答える。


「あの男とも怪しげで

あったのう」


「嫌らしい勘ぐりを

なさらないでください」


「まあまあ…そう絡むな。

わしが悪かった」


素直に宣孝は頭を下げ詫びた。


「うん、せっかく久しぶりに

来たのだ。

ああ…もっと甘えてこぬか」


「私は殿に甘えたことは

ございません」


さすがにまひろの言い方も

なかなか厳しすぎる。


宣孝は悲しい顔になる。


が、次のひとことは

言ってはならなかった。


「お前のそういうかわいげのない

ところに左大臣様も嫌気が

さしたのではないか?」


まひろは言葉を失う。


「分かるな〜」


次の瞬間、まひろは

宣孝に灰を投げつけていた。



これ以降、宣孝の足は遠のいた。



宣孝も悪かったのだが、

まひろもやりすぎである。


「お方様、ちょっと

よろしゅうございますか?」


いとが訪ねてきた。


「ん?」


「殿様におわびの文を

お出しになったら

いかがでございましょう」


「悪いのはあちらだけど」


「ご自分をお通しになるのも

こ立派ですけれど

殿様のお気持ちも

少しは思いやってさしあげないと」


「どう思いやれっていうの?」


「お方様は賢くていらっしゃいますので

おっしゃることは正しいのですけれど

殿様にも逃げ場をつくって

さしあげないと」


「なぜ?」


「夫婦とはそういうもの

だからでございますよ。

思いを頂くばかり

己を貫くばかりでは

誰とも寄り添えませぬ」


「己を曲げて誰かと寄り添う…」


「それがいとおしいという

ことでございましょう」



「大したこともできない

人数にも入らない私が

あなたに腹を立てたところで

かいがありませんね」


宣孝はそんな文を送ってきていた。



「石山寺!?」


いと、乙丸、きぬ、福丸が

一斉に驚く。


「みんなで行きましょう」


まひろが誘う。


「殿様がお見えになったら

どういたしますの?」


「お見えになったら

その時はその時のことです」


「あらま…」


「石山寺、行ってみとうございます」


と、きぬ。


「おお…」


乙丸も嬉しそうだ。


「行こうよ。いと」


福丸も声をかけた。


「行って、殿がまた来てくださるよう

お願いするから」



まひろたちは石山寺に赴くと

誦経をあげる。


乙丸は…うたた寝して、

きぬに起こされている。



夜は満月だ。


まひろが手を合わせている。


物音に振り向くと、

扉が開いた。


入ってきたのは…


道長、であった。


__________________


まず倫子さまの決意の素晴らしさに

惚れざるを得ない…!


普通のしたたかな女ならむしろ


「殿の野心のために必要なのですね、

殿の出世は私のためでもある、

私も覚悟を決めます」


になりそうなもんだが、

倫子さまは違う。


道長は自分の栄達のためではなく、

あくまで彰子の入内をもって

宮中を清める、

ということを目的にしており

彰子はそのためのいけにえ、

と苦渋の決断をしている。


そんな道長の真面目さと

苦しい心の内を理解したから

倫子は腹を決めたのだ。


本作は主人公であるまひろと

道長の恋がひとつの

ポイントではあるものの…


「妻」として見たときには

どう考えても倫子さまのほうが

道長に相応しいし、

そこに説得力があるからこそ

まひろ自身が道長の妻が

倫子さまだと知って、

身を引いたという過去もある。


その倫子さまは道長の相手が

まひろとは知らない可能性は

高いのだが


「ほかに想い人がいる」


ことには気づいている。


気づいているけれども

それを問い詰めたりもしないし

非難したこともない。


また、もうひとりの妻である

明子に対しても気にはなっても

嫌がらせをするとか、

悪く言うようなことは

まったくない。


若い頃の倫子さまも

まひろの良くないところは

指摘しつつも、

いじめのようなことからは

守ってくれる、

平安のスーパーアイドルだった。


こうして結婚してからも

道長の戦友のような、

頼れる存在としてそこに

控えているのである。


どうも浮気者の道長は、

またもやこんな倫子さまが

いるにも関わらず、

まひろに手を出しそうだが…


ちょっと倫子さまの偉大さに

気づいたほうがいいだろうw



そのまひろ、といえば

宣孝との亀裂がひどいものに

なっていってしまう。


こればかりは父の為時が

心配していた通りに

なってしまっている、

とも言えるだろう。


「宣孝殿はお前のことを

いつくしんでくれるだろうが

ほかの女子のこともいつくしむ」


宣孝がしていることは

ただそれだけであって、

少なくとも妻をたくさん持つのが

おかしなことではなかった

時代背景を考えたら、

宣孝が悪いわけではない。


とはいえ宣孝がまひろから

嫌われていってしまうのは

単に浮気をするから

なのではなくて…


「文を見せびらかす」


「他の女と買い物に行った店で

買ったものをプレゼントしてくる」


といった現代風にいえば


「デリカシーのなさ」


に尽きるのだろうが…


とはいえ宣孝という人は、

初回から見てくれば

そういうある種の「テキトーさ」

こそが彼の魅力だったのだが、

夫になってしまうと

そうもいかないのは当然でも

あるだろう…。


どうやら通説でも、

宣孝が紫式部からの文を

他の女に見せて回ったとか、

彼女が書いた創作文を

自慢したくて見せ歩いた、

ということはあったようだ。


史実の紫式部も

ドラマのように頭が良く

文章が上手かったことは

間違いないだろうから、

年上の宣孝からしてみたら

そういう若くて才能のある女性を

妻にもったということが、

嬉しくて仕方なかったんだろう。


つまり男の側からしてみたら


「まひろが頭が良くて

可愛いからこそ自慢したのに!」


という言い訳というよりも、

本音がそこにある。


でも、そんなことを

自慢された他の女は

気分が良いだろうか?


紫式部、このドラマでいえば

まひろ、という女に対して

不快に思う者も出てくる。


つまりは宣孝のしていることは

まひろのことも傷つけるし、

他の女のことも傷つける行為なのだ。


が、そんなことは構わずに

自分が良いと思ったことは

実行してしまう大胆さと

些細なことは気にしない

そのいいかげんなところこそが

宣孝がモテる要因のひとつでも

あったのだろうけど。



道長・倫子夫婦には長年過ごした

重みがあるゆえにそこには

燃えるような恋はなくとも

相手への理解がある。


宣孝とまひろ夫婦は、

つき合いは長くとも夫婦としての

日は浅いがゆえに、

お互いの嫌なところが

目についてしまう…


現実でも起こり得ることだし、

さすが、女性脚本なので

このあたりの描写は上手い。



まひろ、紫式部よりも

倫子さまのほうが

女として度量が大きくも

見えるのだが、

だからこそ道長をめぐっても

まひろにはかなわない相手、

ということもわかるだろう。


これが主人公だから、と

まひろばかり聖人化して

しまうとおかしいし、

まだ物語は中盤である。


まひろがやがてくる、

宣孝との別れをどんなふうに

自分の中で昇華していくのか、

本当は心から愛している道長と

どんなふうに折り合いをつけて

人生を歩んでいくのか。


おそらくは定子と彰子の

関係性を考えると、

ききょう、清少納言との

穏やかな関係性にも

ヒビは入っていくかもしれない。


彰子の元にまひろが仕える頃には

多分、ききょうは定子を

失ってしまっているのだが

ききょうの定子への愛情を考えると

道長や彰子に対しては、

マイナスの感情になってしまうのは

避けられない運命でもある。


そういう中で

倫子とまひろは友として、

生涯支え合える関係を

築くことができるのか?


まひろが大人の女性へと

成長していけるのか?


都知事選を挟んでの今週は、

またまた道長とよからぬことに

なりそうなのだが、

それだって一生続けるわけにも

いかないだろう。


まひろの人生をどう描くのか、

紫式部を主人公にして

1年もつのか?なんて最初は

思いながら観てしまったのだが、

非常に面白い大河ドラマである。