どうする家康は松本潤を道明寺から脱却させた | NobunagAのブログ

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光る君への視聴率が、

鎌倉殿やどうする家康よりも低い、

という叩き記事があった。


正直なところ光る君へも

非常に良い作品であるし

鎌倉殿もどうする家康も

良い大河ドラマだった。


少なくとも光る君への攻撃に

好きな作品を使わないで

ほしいのだが…


それはそれとして、

データ的に面白いなと

思ったのはどうする家康は、

10代や若い女性視聴者が

多かった、という点だ。


これは俺も実感として


「子供の友達がよく観ていた」


ということは感じていた。


鎌倉殿もそうなんだが、

おそらくは子供達の親世代、

つまり俺みたいな人は

源平合戦や戦国時代は

若くても好きな人は多く、

その子供達も一緒に観ている

ケースがあったのだろうということ。


反面、光る君へは平安時代なので

詳しくない人も多くて、

観る前から敬遠してしまう人が

いるかもしれない。


繰り返すが光る君へは

とても面白いので、

観ないのはもったいないのだが…


どうする家康に関しては

子供達にも人気があったのだが、

以前、そのことをXにポストした

ことがある。


データを見てもそれは

裏付けられる、

ということだろう。


そうなると面白いのは、

今の子供達というのは


「嵐」


をあまり知らないし、

これまで松潤の代名詞だった


「花より男子の道明寺」


のことも知らない。


なので松潤さんを見ると


「あ、殿だ!」


「家康だった人だ!」


と、なるのである。


これはとても大きい。


これまで松潤叩きの記事が

よく出やすかったのも、

いわゆる道明寺のような


「俺様キャラ」


を松本潤という個人にも

当てはめて見てしまう人が多く

誤解されていた部分も

大きかったはずなんだ。


もちろん道明寺は当たり役で、

当たり役があることは、

役者としては素敵なこと。


でもそれ以降も様々な

作品に出ているのに

どうしても道明寺として

見られるのは辛い面も

あったと思う。


ところが今回、

1年間を通して徳川家康という、

どこか抜けているところも

ありながらも、

やるときはやる、

というキャラを演じたことで

親しみを持てた人が、

とくに子供達は多かったのでは

ないだろうか。


お祭りでも子供達に優しく

接しているところが

報道されていたけれど

家康を観た子供達というのは


「さて、道明寺のようなキャラから

松潤は脱却できるか?

演技はどうなんだ?」


などと難しく意地悪な目では

見ていないからね。


嵐の他のメンバーたちも

口を揃えて


「花より男子がヒットして

くれたのは転機だった」


と語っているくらいだから、

もちろん松潤さんにとって

道明寺が嫌な思い出、

なんてことはないだろう。


それでも永遠にそのイメージが

ついて回ることは、

なかなか辛い面があっても

良い役でもあっただけに

愚痴りにくいし、

大変だったと思う。


今では共演した山田裕貴さんが

いまだに


「殿!」


と、呼んでくれる

そんな親しみのあるイメージへと

変わってきている。


うちの子供だって、

松本潤は家康だと思っているからw


これでいいのだろう。


時代は変わっていく。



そもそもどうする家康が

棍棒に使われて今は

光る君へが叩かれてるが、

その棍棒の家康を去年、

どれだけ叩いてきたのやら…


両作品とも面白いので、

分断させることはやめてほしい。


松本潤さんも、

吉高由里子さんも

そんなこと望んでないだろう。


まひろの役は吉高由里子さんに

とても似合っている。


来年の評価が楽しみだ。


家康、という新しいイメージを

作ることができた松本潤さんの

次のドラマも楽しみである。