去りゆく仲間 | NobunagAのブログ

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◆去りゆく仲間◆
 
今の会社に入って約10年。
 
この業界は本当に離職者が多く、
入れ替わりが激しい。
 
10年もいると何十人のスタッフと出会い、別れ、
すでに名前も顔も思い出せない人がたくさんいる。
 
そんな数多い出会いの中で、
本当に心から感謝している人が3人いる。
 
一人は先輩ケアマネの方。
 
仕事にはとても厳しく恐ろしい人でもあるが…
いまだに面と向かって俺を叱ってくれるのは、
その人くらいしかいない。
 
俺自身、今はもう人に教えていかなきゃいけない立場で、
自信がないことでもあるように見せかけている部分が多い。
 
本当はわからないことがたくさんあって、
迷うこと、間違えることもたくさんある。
 
そんなとき、たとえ厳しくても指導してくれる人は、
本当に貴重な存在。
そして厳しくともちゃんと認めてくれていて
俺をいろいろな場に出して育ててくれたのもまた、
その人だと思う。
 
もう一人はすでに辞めてしまった後輩の子。
 
自分の家族が病気になり、
職場の人たちには本当に迷惑をかけていたと思う。
 
当然ながらみんなに理解をしてもらうのは無理だったし、
差別というほど大げさなことではないと思うんだけど、
やはり特殊な事情への理解を求められるほど、
世の中は甘くはない。
 
それは本当によくわかっていて、
だから批判されても仕方ない、
陰口を言われても仕方ない、
そんなふうに心で思い続けていたけれど、
実際は俺も本人も本当に苦しかった。
 
そんなとき、絶対に批判しないでいてくれたその子には、
本当に今でも心から感謝している。
 
理解してくれている人もいる、
そのことがどれだけ心強かったことか。
 
その優しさは忘れない。
 
そしてもう一人は、
俺とほぼ同じころにデイの仕事を始めた人。
 
プライベートでも本当によくしてもらってきたし、
仕事のことも何でも言い合うことができた。
あるいはときにはぶつかり、
それでも共に職場を支えてきたという気持ちがあった。
 
俺はグループホームに異動になり、
その人は訪問へ異移動になり…
 
「一緒にやっていた頃が、
一番楽しかったよね。
あの時の仲間が一番良かったね」
 
とよく言い合った。
 
その人もまた、
先日辞めてしまった。
 
この会社で10年以上といえば、
本当にベテランの域でごく数人しかいない。
 
だからこそ部署は違えど今後もお互いに、
切磋琢磨していけると思っていただけに、
本当に残念だ。
 
どうしてこの業界はこれほどまでに、
貴重な人材を大切に大切に大きく育てることができないのだろう。
 
桜の花は一度咲いたら終わりではないのに。