とある宝石屋さんで、古くから在庫として置いてあったものらしく、「特別に」と譲ってくださったものです。
何が「特別」なんだかよくわからなかったのですが、せっかくなので厚意に甘えることにしました。
このネックレスの他にも、実はいくつかまとめて仕入れたネックレスがあったのですが、どの子もみんなお嫁入りしてしまっていて、残っているのはごくわずか。
その中のひとつが、このネックレスだったのです。
さて、私が惹かれた子達から順番に、店出しするのはいつものこと。
なんとなく、器量の宜しくない子達が残ってしまいます。
そういう場合は、ネックレスをバラシて、ピアスなどにアレンジしたりもしています。
この子の場合はどうかといえば、まず第一に、なんの石だかわからない・・・。
そう、石の名前が分からなければ、店頭に店出しすることができません。
稀に、わからなくても販売することはありますが、その旨必ずお客様にお話します。
特に原石の場合、メインとなる鉱物の他に、なんだかよくわからない鉱物も一緒に共生(?)していることも多いため、必ずしもすべての鉱物が判明しているとは限りませんから。
ところが、ネックレスとなると話は別です。
ブレスレットなどは、石好きさんがご購入くださることが多いのに対して、ネックレスは、必ずしも石好きさんがご購入くださるとは限りません。
アクセサリーとしてしか見ない方もいらっしゃいますし、宝石としてみなす方もいらっしゃいます。
どちらの方にも、「なんの石かわかりません」的な説明を、納得いただけるとは思えません。
その点、石好きさんって、多少なんの石かわからなくても、「まあいいよ」的な寛大さを持ち合わせている方が多く、ありがたく思ってしまいます。
もちろん、「石」であることが最低条件ではありますが。
それでも、できる限り宝石名を明らかにするのは、販売する側の努めですけどね^^;
仲良しの宝石屋さんのところに遊びに行き、見てもらうことにしました。
ある程度、なんの石なのか予測が付けば、鑑別に出すか出さないかの判断も付きます。
いい石なら鑑別に出すメリットがありますが、そうでもなければ、鑑別に出すメリットがありません。
鑑別をしてもらうということは、当然、そこにお金がかかるわけで、その金額は当然、商品に上乗せされることになります。
大量に入荷したビーズを、ランダムに鑑別に出すのとは違って、ネックレスは1本しかありませんから、すべてがこのネックレスにかかってきます。
上乗せしてもいいくらい、高品質の石ならば、鑑別にも出しますが、いやいや、この子はそこまで器量がいいだろうか・・・。
もちろん、石としてはいろんな風合いがあり、見てて飽きないくらい、様々な表情を持っている石ですが、いやいや、待て待て・・・・。
う~ん・・・(@_@)
「これってなんの石かわかります?」
暇つぶしついでに、宝石屋さんに聞いてみました。
ご迷惑であることは百も承知です。
Oさん、ごめんなさい・・・。
「え~なんやろ。難しいなあ・・・」
宝石屋さんでもわからないみたいで。
「そうでしょう?最初私、ガーネットかと思ったんですけど、ガーネットってこんなのないですよねえ?」
「トルマリンちゃう?でも、この赤いところは、お前が言うてるように、ガーネットっぽいよなあ」
「でしょう?それに、トルマリンをマルチで入れたら、普通、グリーンとか入ってくるんじゃないの?」
「う~ん・・・でも、このピンクのところはトルマリンっぽいで」
「え~、じゃあ、なんだろ。この青いところは・・・?」
「そうやなあ・・・。サファイアみたいけど・・・」
「え?じゃあ、赤いところはルビー?」
「いや、言うならパープルサファイアやろ。でもなんか・・・う~ん・・・」
「マルチカラーサファイアってこと?」
「う~ん・・・でもこの色はなあ・・・」

「お前カラーチャート持ってないんか。」
「すいません。そんなもの、持ってません。」
「そうか・・・俺も今ないしなあ・・・」
「はあ・・・」
「どっちにしても、あんまりいいもんじゃないなあ・・・」
「実はこれ、○○さんのところで・・・」
「あ~、あそこか~・・・・なるほど・・・」
(お客様には絶対に聞かせられない、裏の声でした^^;)
結局2人とも分からず終い。
一応出した結論としては、
「ガーネットとトルマリンとサファイアのミックス」
そんなんありか?
鑑別に出そうかと考えていましたが、出すのをやめました。
これがマルチストーンのネックレスであるなら、一つ一つ調べる必要がありそうです。
そして、鑑別料を上乗せした金額で出すには、あまりに器量の良くないネックレス。
個人的には可愛く思っても、一般的にはそう思ってもらえないことの方が多いのです。
写りの悪い写真ですが、なんの石かわかる方がいらっしゃれば教えてください。
せめて、このネックレスを気に入っていただいた方に、可能性として示唆できるレベルで構いません。
それで納得頂いた方にのみ、お譲りしようかと思います。
でも、もしこれがマルチストーンのネックレスだとするならば、ある意味、お得感がある気がしませんか。
だって、ひとつのネックレスの中に、2~3種類の石が入ってるんでしょう?
お得以外の何者でもありませんから^^;
なんて・・・。
ポジティブも、そこまでいくと、行き過ぎかい??
追伸
こちらのネックレスは、既に完売いたしております。
多数のお問い合わせ、ありがとうございました。


