なにこれ?石なの、これ?
砂漠のバラと呼ばれるその石は、私にはバラというより、糸巻きみたいに見えました^^;
(毛糸の束がかごに積まれてるイメージ?)
まだ私たちが、石屋という仕事を始める前、委託で預かった石たちの中に、この石もあったのです。
砂漠の、元々オアシスのあった場所。
水が干上がり、既にオアシスではなくなった場所で、この石は見つけることができます。
オアシスの水が干上がると、そこに溶けていたミネラルが析出して、結晶を作ります。
その結晶体がバラの花びらのように見えるので、砂漠のバラ(デザートローズ)と呼ばれます。
ところで、皆さん、突然ですがゲームってします?
ドラクエとかファイナルファンタジーとか・・・。
いや別に、やらなくてもいいんですけど^^;
確かドラクエではなかったかと思うのですが、やたらと石が出てくるゲームがあります。
このゲームを作った人は、石好きさんかな~って思ったりします^^
ゲーム中に石を取りに行くというミッションがあったりして、私もあまりよく知らない石も出てきたりするのです。
とは言え、そのゲームをやっていた当時は、そんなにまだ石のことは詳しくなかったんですけどね^^;
この砂漠のバラも、そのゲームの中で、取りに行った記憶があります。
ま、だからなんだと言われれば、それまでなんですけど^^;
そもそも、この石は何かというと、石膏(せっこう)や重晶石(じゅうしょうせき)でできています。
ん?わかんない?
石膏とは、よく美術室で見る、石膏像の石膏ですよ。
え?そんなの覚えていない?
私は美大出身なので、嫌というほど見てたんですけど^^;
では、ジプサムという言葉はご存知でしょうか。
英語に直しただけですが。
さらに言えば、セレナイトというのは、ご存知ではないでしょうか。
以前、このブログでも紹介した記憶があります。
セレナイトは、ジプサム(石膏)の一種です。
さっきの砂漠のバラと、同じ石とは思えませんね^^;
ちなみに、一般的によく見る砂漠のバラは、茶色い色をしていますが、これは結晶となる際に、砂漠の砂をも取り込んでしまうためだそうで、そう聞くと、余計に砂漠のバラって感じがします。(どんな感じ?)
もう一つ、重晶石でも砂漠のバラがつくられます。
重晶石というのは、バライトという名前の方がわかるかもしれません。
バライトが解らなければ、セレスタイトならご存知でしょうか。
セレスタイトもバライトの一種です。
もう、どっからどう見ても、砂漠のバラになりそうな要素ゼロですから!
石って不思議ですねぇ^^
ちなみに、冒頭の写真の砂漠のバラは、ジプサム(石膏)の方です。
重晶石で作られた砂漠のバラは、もっと丸っこいフォルムになります。
石膏にしても重晶石にしても、石としてはそれほど硬度はありません。
要は、柔らかい石なのです。
なので、砂漠のバラもビーズなどに加工されることは、まずありませんので、砂漠のバラのブレスレットが欲しいなんて、そんなことは思わないでください。
これは、原石を飾って楽しんでいただくのが正解です。
でもそのうち、小さい砂漠のバラに穴だけ開けて、そのままビーズに加工される時が来るのではないかと思ったりしてます。
だって、セレナイトのビーズが市場に流通しているくらいですから。
できないことはないと思うんですよね~^^
どう思います?
さてさて、ところで砂漠のバラってどんな意味があるの?
パワーストーン的な意味ですよね?
これは、なぜか昔から「願いを叶える石」として有名です。
なんで願いを叶えてくれるのか、その意味はどこから来てるのか、実は少々謎なのですが^^;
何もない砂漠に咲く、一輪のバラの花・・・というところからでしょうかねえ?
ちょっとロマンチックですね^^
また、知性を高めるとも言われ、受験のお守りとしてもよく使われます。
勉強デスクに砂漠のバラの置物って・・・・なんか渋いなあ^^
昔よく一緒にお仕事していた木彫り屋さんが、この石を見るたびに「なんなの、この糸巻きは」なんて言ってましたっけ。
よく考えたら、糸巻きを想像すること自体、年齢を感じさせてしまいます。
私も人のことは言えませんが(_ _。)
今の若い子達は、糸巻きってわかるのかなあ?
見なくなったよね、糸巻き・・・・・・・・。
ま、これもどうでもいいことですけどね。