これ、飲んでもいいですか? | nobumiさんちのおねえさんの天然石の話

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水晶やパワーストーンと日常のあれこれ

当店の店頭には、2リットルの某有名炭酸飲料のペットボトルが置いてあります。
これは、店頭でお客様に、ちょっとした実験をしていただくために準備してある飲料で、決して飲むためのものではありません。

パッケージは全て外してありますが、その独特の色合いから、皆さん、なんの飲料かは想像できるようです。
この飲料のペットボトルを使うには理由があり、長らく愛用しています。

もちろん、お客様の中には、店頭に飲料のペットボトルが置いてあることに、違和感を感じる方も少なくありません。
そういう方は、むしろ積極的に、実験に参加してもらいたいと思っています。


ところで、お客様の中には、小さなお子様連れでご来店くださる方も多くいらっしゃいます。
そういったお子様方は「将来の有望なお客様」なので、ぜひぜひ、石に触れ、戯れ、遊んでいっていただきたいと思っています。
ただし、親御さんと一緒に・・・・が条件ですが。
お一人で遊んで、怪我でもされたら、こちらとしても責任を負いかねます。

それでも、ご自身のお買い物などに夢中になり、お子様をひとり遊ばせておく親御さんが、後を断ちません。

仕方なく、時間があるときなどは、社長がよく、お子様の話し相手になって遊んでいます。
精神年齢が近いからでしょうか。
どうも話が合うようです。


さて、その野放し状態の小さなお客様。
時々、「喉が渇いた」と訴える方がいらっしゃいます。
訴える相手を間違えてはいませんか?
お母様を探してみたらいかがでしょうか?

いえいえ、そういうことではないようなのです。
原因は、店頭に置いてある、炭酸飲料のペットボトル。
どうも、あれが飲みたいようなのです。

困りました。
あのペットボトルは、実験に使用しているもので、未開封でなくては意味がありません。
そうじゃなくても、随分長期間置いてあるものなので、中身に関しても、保証しかねます。
小さなお子様に、そんな話をして、理解してもらえるでしょうか・・・・?


私の子供の頃は、よそ様のおうちにあるものを、欲しがってはいけないという教育を受けて育ちました。
お友達が隣で美味しそうに何かを食べていても、それはお友達の分だから、我慢しなさいという教えでした。
欲しければ、家に帰れば、同じものではなくとも、食べるものはあるのだから。

今の親御さんの教育は、そういうふうにはされないのでしょうか。
中には、小学校の高学年位のお子様ですら、ペットボトルを指差して、「これ飲んでもいいですか」と聞いてこられる始末です。
ご自宅の近くの商店では、置いてあるジュースを飲ませてもらえるのでしょうか?
ずっと疑問に思っていました。


今日、何気なくTVを見ていました。
「はじめてのおつかい」というタイトルのそのTV番組では、とある田舎の街中で、小さなお子様が冒険をしていました。
そしてそれを、大人たちがこっそり見守ってあげているのです。

おつかいに行った先のお店では、大人が子供に気を配り、お土産を持たせ、ジュースを飲ませ、至れり尽せり。
暖かくて微笑ましい、田舎の光景です。

ああそうか、原因はこれなんだ。


小さな田舎町では、町全体が親戚みたいなもので、みんなで子供を育てていくという風習が、今でも残っているようです。
多くの大人が見守る中、子供たちはそこでのびのびと育ち、お母さんたちの負担も軽減され、いいことづくめ。
ずっと後世に残したい風習でもあります。

ところが、まだ年端も行かない小さなお子様は、それが当然に育っています。
お腹がすいたといえば誰かがおやつを与え、喉が渇いたと言えば、誰かがジュースを与えるというのが、当たり前なのでしょうか。
店先のジュースだって、「欲しい」と言ったらもらえるのかもしれません。

大きくなっていくにつれ、だんだんと理解していくのでしょうが、小さなお子様は、まだまだそこまでの分別がつきません。


こういう場合、どうやって教えてあげればいいんでしょうか。
できれば、おうちで言い聞かせてあげていただきたいものなんですけど。