信頼できるか「人」を見て | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

こんにちは! 廣田信子です。

 

コンサルタントなど、専門家との

トラブルの話を聞いていて思うのは、

 

そもそも、大事なパートナ―を選ぶときに、

「信頼」できる「人」かどうか、

を見極めることを軽視しているのでは…

ということです。

 

「人」より「外観」を見ていたのではないか…と。

 

先日、神野直彦先生の話として紹介した通り、

日本は、「人は信用できない」…と思う人が多い社会だといいます。

→「「信頼関係」が軽視される社会は…

 

「人」が基本的に信用できないので、

「人」より「信用できそうなブランド」を重視しがちです。

 

でも、「信用できそうなブランド」は

必ずしも「信頼できる人」とは限りません。

 

例えば国家資格。

マンション管理士、建築士、弁護士、司法書士、

行政書士、税理士、公認会計士…

管理組合を支援する専門家として、

様々な公的な文書に挙げられています。

 

でも、よく考えると、

資格を持っていることと

「人」として信頼できる人かどうかは

まったく別物です。

 

では、○○という団体に属している…というのは。

 

別に入会審査があるわけじゃなくて

会費を払えば入会できるところがほとんどですから

「〇〇」に属しているから信頼できる…も幻想です。

 

会社の規模も、誠実に仕事をしてくれるかとは

関係がありません。

 

でも、そういった外観にばかり目がいって、

「人」と真剣に向き合わない傾向が

あると思えてなりません。

 

それを裏返すと、

選択される側も、

「信用されそうな見え方」には最新の注意を払うけど、

ほんとうに自分が信頼に足りる誠実さを持って

仕事をしているかということに

簡単に目をつぶります。

 

そして、それは、

「うまくやったものが得をする」

「バレなければいい」

というような考え方を増長させます。

 

それどころか、むしろ、うまく上手に立ち回って

儲ける仕組みをつくったことが

「成功」といったりします。

 

営業の人の中には、仕事を取るまでが仕事で、

取った後に自分の言った通りのことが

ちゃんとお客に提供されるかどうかに

無関心な人もいます。

 

無関心じゃないと営業はできないという人もいます。

 

お客の心理を読み切ったプレゼン専門の人は

専門家とは別物です。

 

騙すという言葉は適切ではないかもしれませんが、

 

相談者は、たいてい

「営業トークに騙された」や「プレゼンに騙された」

という言い方をします。

 

管理組合という組織は、

大きな金額を動かすにしては、

脆弱なところがある団体です。

 

だからこそ、

コンサルタントなど専門家といわれる人には、

誠実であってほしいと強く思います。

 

その弱いところをカバーするために、

専門家を必要としているのですから。

その弱いところをつくような、

仕事の仕方はしてほしくないのです。

 

でも、それには、

パートナーを選ぶ側も、外観に惑わさずに、

信頼関係を築ける人かどうかを見る

ということに真剣になってほしいと思います。

 

業界の意識を変えるには、

選ぶ側の意識が変わるしかない…

 

そう思うこのごろです。

 

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