悪人・・・読み終わりました。。。
その前は *かたつむり食堂* えらい違いますね
私の娘や友人には 読書好きが多く おすすめ本をおしえてもらったり
読み終えた本が 回ってきたりします
あんまり こ難しい本は読みませんけど~
悪人 映画が公開されてしまったので
本を読みながら どうしても 妻夫木君 深津さん 樹木 希林さん
柄本 明さんが ダブってしまう(;^ω^A
でも 読みやすい文体で 淡々と話が進んでいきます
特に 上 はそんな感じです (私は 単行本でしたので)
加害者 被害者 そして その家族 そこに関わる人達・・・
そして 事件が起きるまで
そこまでは 淡々と読んでましたけど
光代が登場したあたりから みんなの それぞれの思いが
重く 重く 伝わってきます
やりきれない。。。というか
文中の言葉でもあるけど
・・・なんで こげんことになってしもうたとやろ
この中には 一般的に悪人!!て思える人は いっぱい 出てきます
人を見下すことでプライドを保つ人間
人を笑って 生きてきた人間
そして
見下されてきた人間 この両者が この小説に出てきます
でも 光代も エゴを抱えた女性だな と思えるところもありました
一緒に逃げたのは 果たして 祐一のためだったんだろうか と
また 一人になる自分を恐れていたように思えます
昔の自分にはもどりたくない
人を殺めてしまったけれど
祐一も 不幸な生い立ち トラウマがあるために
一人になることを 恐れてるような 哀しい淋しい人間です
こうなる前に 踏みとどまる事が出来る人 出来ない人
どんな違いがあるんだろう
被害者 佳乃の父 (柄本 明)の言葉
大切な人はおるね
その人の幸せな様子を思うだけで 自分まで嬉しくなってくる人たい
この言葉は 深く つきささります
次女が 先輩があふれる涙を止められなかった と言っていましたが
どの場面で 誰に対してだったんでしょう
人 それぞれ 感じ方 とらえ方は色々ありますけど
私が泣けたのは 祐一と光代ではなく
この佳乃の父の思い そして 祐一の祖母(樹木 希林)の思いです
とても 切なくて やりきれなくて どうしようもない気持ちにさせられます
加害者 被害者の家族として 必死に耐え 乗り越えようとします
そして 最後まで 大切な人を思い続け 自暴自棄にならず
現実と向き合います
道から外れたことをしようと 人から後ろ指をさされるようなことをしたとしても
大切な人は大切 (_ _。)
映画はどうしましょ
今のところ 高山には きてないんです・・・。
そんな田舎です↓↓↓
富山まで 1時間半かけて 行くのもなぁ~ DVDでもいいですわ
映画は映画で 本は本 それぞれを楽しみたいと思います
誰が本当の”悪人”なのか?
私的には この言葉にはとらわれずに
さらな気持ちで読んでほしいと思います。。。