2日目は岡山県北部・中部の神社と、兵庫県中部の神社を巡ります。
【金毘羅神社】
昨年も来ていた神社ですし、雪が降っていたの、お母さんは車の中でお祈りしていました。
昨年は工事中だった階段が、綺麗に完成していました。
雪が舞う中、ひとつとして足跡のない新雪を踏みしめて、階段を昇りました。
金毘羅神社の拝殿から、左側に30mほど進むとサムハラ神社があります。
【サムハラ神社(奥宮)】
鳥居の先に、去年はなかった休憩所のような建物ができていました。
【中山神社(美作国一之宮)】
中山神社は、美作(みまさか)国の一之宮です。
岡山県は、かつて備前、備中、美作の3つに分かれていました。
鯱みたいな格好の狛犬さん。
中門をくぐると、拝殿と本殿が現われます。
整然とした境内なのですが、あまりというかほとんど人気の感じられない神社でした。そこで、気になったのは、大鳥居前にあったボードに書かれていたのが、神社の祭神などのことではなく、「本殿修復募金のお願い」だけだったことです。
「神は人の敬に依りて威を増し、人は神の徳に依りて運を添う」という基本からすれば、「神職側は神徳をたたえ氏子の皆さん繁栄を祈ることで、氏子の皆さんに運を添えていただき、その運に依るところの浄財が寄進される」というのが、本来あるべき姿ではないでしょうか。「募金(浄財)の要求」を先に立たせるのは、神に仕える者としては間違っているように思います。
鳥居の前にある樹齢800年のケヤキ。
「石です」と言われながらいただいた奉納の撤下品は、御祭神に関わる「鏡」を象徴した文鎮でした。
で、なぜか鶴が描かれています。その場で拡げたいたら、なぜ鶴なのか聞けたのですが、家に帰って来てから開けたので、わかりません。
【三鏡神社】
この神社、サムハラ神社から山間道路を走って5km程の所にあったのですが、残り2kmの所までしか除雪されていなかったので、やむなくUターンし、中山神社から一般道路を走ってゆくことになりました。
お母さんも車の外に出たのですが、10m程歩いたところで、無理と判断し、車中で待ってもらうことにしました。
小さな神社です。
お社は3つ。
その子化には、社務所というよりは、村の集会所のような建物がありました。
【大聖寺】
岡山県の東側、兵庫県との県境近くにあるお寺です。
真言宗 別格本山 大聖寺 とありました。この付近には、大聖寺というお寺がいくつもあり、目指していた大聖寺ではないようでしたし、ちょっとおかしな気を感じたので、参拝するのをやめて、次に向かうことにしました。
この付近は、宮本武蔵の出生地のようです。
【伊和神社(播磨国一之宮)】
伊和神社は、播磨国の一宮です。
兵庫県は、かつて播磨(はりま:南部)と但馬(たじま:北部)に分かれていました。
幹線道路沿いにある神社ですが、鎮守の森が広いので、お社のあるところは静寂に満ちていました。
お母さんと二人、それぞれにわずかばかりの造営資金を奉納をさせていただきました。
本殿の後ろにある「鶴石」は、御神体のように大切にされています。
この石の上に2羽の白鶴が止まっていたので、ここに伊和神社を立てることになったそうです。
本殿の西側には、お堀に囲まれた市杵島姫神社があります。
貢一は、市杵島姫神社があると、なぜかうれしくなってしまいます。この日、最期の神社参拝が市杵島姫神社だったので、ご機嫌で車に乗り込みました。
この日は、奈良のホテルに予約がしてありました。ここからは、神戸・大阪の市内を通らざるを得ません。一般道では時間がかかりすぎるので高速道路で行きました。その結果、僅か2時間で奈良市の中心部に着きました。
【センチュリオンホステル奈良平城京】
奈良市役所の西隣りにあるこのホステルは、若者向けの2段ベット個室ホステルで。料金は2人で僅か3千円です。しかも、1階には大型のスーパーマーケットがあるので、お弁当はそこで買えますし、駐車料金もかかりません。なので、昨年、四国のお遍路へ行った時も、2回、中継宿泊にここを使っていました。
2日目は、ここで終わりです。
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