2017年9月21日から25日まで、お母さんは「インドの旅」に行ってきました。
前後の1日は、飛行機移動なので、観光は3日間のみです。
世界一美しいといわれる 『タージ・マハル』 を見るのが、主たる目的の旅です。
交通機関が発達している諸外国の都市部なら、航空券とホテルのみ予約して、あとは全部、お母さんと二人で観光地を巡る「手作りの旅」をするのですが、インドは特殊な所なのでそうもいきません。
今回は、デリーアグラジャイプールという3都市の主要な観光地を貸し切りバスで巡るパックツアーです。内容の割に格安のツアーになっていたので、出発の40日前に申し込んでおきました。
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甲府駅前の新しくできたばかりの高速バスターミナルでの待ち時間に撮ったのが、最初の写真です。甲府から新宿・日暮里を経由して、集合時間より30分ほど早く成田空港に着きました。
今回は、クラブツーリズムという会社が企画した旅です。
指定されていたカウンターで、Eチケットを受け取り、チェックインを済ませました。
成田空港でインド・ルピーに両替しようとしたのですが、ルピーは持ち出し禁止通貨なので、現地の空港へ行ってからでないと両替できないと言われました。
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搭乗ゲートまで係員さんにお母さんを運んでもらいました。
搭乗口にいた乗客のうち、日本人は1割以下で、ほとんどがインド人でした。成田から乗る人々ではなく、アメリカから日本を経由してインドに行く方々のようでした。
フライト予定時刻は、夕陽が沈む頃の、18:10分です。
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飛行機が巡航高度に達すると、すぐに夕食です。
飛行時間は約9時間半。日本とインドの時差は、3時間30分です。
今回の飛行機はANAだったので、日本のバラエティー番組を見ることが出来ました。お母さんはそれを見ながら、家にいる時みたいに、一人でノー天気にゲラゲラ笑っていました。
貢一は、一睡もすることなく、インドに関する本を読んでいました。甲府を出たバスの中から読んでいたので、インドに着く前に2冊を読み終えていました。『インドなんて二度と行くか! ボケ!!』 は、BP特有のおどけた体験談や馬鹿話が殆どでしたが、『伝えたいインドのこと』 は、とても内容のある良い本でした。
現地時間の0:30に、インデラ・ガンディー国際空港に着きました。
円をルピーに両替しました。時価相場は、1円=1.7ルピーでしたが、ここの利率は1円=1.9ルピーでした。やや損な利率でも、僅か2万円を両替するだけでしたから、大したことはありません。
しかし、渡された最小紙幣が100ルピー札だったのは、大問題でした。インドではトイレを使う時、10ルピーを払うのが相場です。なので、「小さな紙幣に変えてください」 と頼んで、100ルピーを10ルピー10枚に交換してもらいました。
空港出口に行くと、日本語がウルトラ上手な現地人ガイドさんが出迎えてくれました。「お名前は?」と聞くと、バットを振るポーズをしながら「バットです」と返ってきました。日本人にとっては、bat bad も同じような発音ですから、「ちょっと、良くない名前・・・」と思いつつ、「グッドさんにしたら?」と言いたいのを我慢しました。
ここで、今回のツアーに同行する日本人の皆さん(総勢14名)と初めて顔を合わせました。オッサン2人、オバチャン8人、30代のニイチャン2人という構成でした。
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空港建物を出ると、蒸し暑い熱気が体にまとわりつきます。
そして、御約束のように、野外でゴロ寝しているインド人たちがいました。30年前に比べると、空港が新しくなっていますし、ゴロ寝している人の数も激減で、服装もたいそう近代的で清潔になっていました。しかし、荷物の状況からすると、寝ていた半分以上は、現地人ではなく、旅行者のようでした。
今回のツアーのために用意された小型バスに乗り込みました。
今夜宿泊する VIVANTA BY TAJ DWARKA  というホテルに向かいます。このホテル、出発前にグーグルマップで見ていたら空港に隣接する場所にあったのに、何故かバスは30分以上も走っていました。ツアーガイドさんの説明時間確保のために、わざわざ遠回りをしていたのかもしれません。あるいは、到着時間を遅らせることで、宿泊料金が安くなるという旅行会社のメリットのためかもしれません。
インドのホテルでは、全員のパスポートをコピーしてチェックしているようで、チェックインに時間がかかります。
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その間、ロビーに座り、同行の皆さんと雑談しながら待っていました。お母さんの隣に座っているのは、鎌倉在住のママ友同士だそうです。マチュピチュやアラスカなどにも一緒に行ったと言っていました。
深夜到着で時差もあるので、寝たのは日本時間で朝の5時(現地時間で1:30)頃でした。なので、翌朝のロビー集合時間は、8:45と遅めに設定されていたようです。
単に寝るために7時間ほど滞在するだけのホテルですが、シャワーが天井から降ってくるような、たいそう高級なホテルでした。
 
1日目は、ここまでです。