川田@人形町 京味の遺伝子は子から孫へ。 | 日本中を食べ尽くす!!ミトミえもん食べ歩きブログ

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先日惜しまれつつも亡くなった日本料理界の巨匠「京味」の西氏。彼の最大の功績は、日本を代表する名店を作り上げたことだけではなく、日本料理における後進の育成に力を入れ続けたことだ。実際に彼のお弟子さん達のお店は軒並み予約困難という人気っぷり。さらには、その遺伝子は、子を通じて孫にと確実につながっております。そんな孫のお店が人形町に登場した。



屋号は『川田』、京味出身である「井雪」で13年も腕を磨いた”孫”のお店でございます。最初の「芋茎の吉野煮」から京味の遺伝子をさっそく感じさせる。この定番料理は体を芯から温めてくれます。料理は、全体的に優しい味わいで、毎日でもも食べたいという気持ちにさせてくれる。



この季節の料理はお酒のつまみにぴったり。特に肝をたっぷりのせた「カワハギの飯蒸し」、
 


厚めにカットされた「唐墨」などは説明をするまでもないですね。



また、この時期の日本料理に外すことができない松葉の「蟹」を雄と雌で食べ比べをさせていただきました。



最後は甲羅酒のおまけ付き。やっぱり冬の食材達はお酒がどこまでも進みますね。笑



京味のルーツといえばご飯ものも注目。「京味」の鮭ハラス、「星野」の牛肉の時雨煮など、どれも店の顔として機能しております。川田では豊富な種類で食事を楽しませてくれます。ワンオペの店にあって仕込みの苦労を考えると頭が下がりますね。楽しんでもらいたいという大将の心意気が伝わってくるかのようです。この日はなんと6種類!!

「いくらご飯」
「ジャコご飯」
「海苔ご飯」
「卵かけご飯」   


「桜海老の天バラご飯」
「牛の時雨煮」
「カレー」野菜と魚介。日本料理らしい味わい。



その他の料理達。

「百合根といんげんの胡麻和え」



「海老芋と銀杏」



「蕪蒸し」グジと焼き穴子



「蓮根饅頭の椀」



「本もろこ」



「わらび餅」