水炊き長野@福岡 福岡といえば水炊き、水炊きといえば長野 | 日本中を食べ尽くす!!ミトミえもん食べ歩きブログ

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福岡といえば水炊き、水炊きといえば長野。


福岡グルメといえば、もつ鍋、豚骨ラーメン、明太子など枚挙にいとまがない。その中の1つに数えられる「水炊き」が本日の主人公。当然福岡には水炊きのお店が数多く存在するが、その中にあってトップクラスの存在感を示すのが『水たき長野』。その歴史は90年にも及び、200席を超えるキャパシティを日々埋める人気を誇っております。水炊きといえば長野、こう言っても言い過ぎではないでしょう。




スープを温めるまでの時間は「酢もつ」が担当。独特の食感と強い酸味にビールを合わせれば準備はオッケー。あとは、仲居さんに鍋を委ね、皆さんは箸を口に運ぶ反復運動をただただ繰り返しましょう。笑




大きな流れは、こんな感じ。


スープを飲む

肉を食べる

野菜を食べる

おじやを食べる


まずはスープを一口、これがなんとも滋味深いお味。シンプルな作りで鶏の臭みは一切なく、コクのあるコラーゲンがじんわりと胃袋に染み渡ります。さらに薬味や塩を入れればこの旨味がさらに引出されます。塩の力もまた再確認。




肉を食べる、野菜を食べる。この順番が意外ですよね。普通は全て一緒に煮込んで、各々の旨味をスープに抽出していくものですが、水炊きでは主役は常に鶏肉。野菜はあくまで鶏肉の旨味の恩恵を受ける食材に他なりません。




肉は、骨付、ハツ、レバー、つくね、など表情を見せてくれます。地元の銘柄鶏である華味鳥ももちろんだが、一緒に食べる酢醤油の貢献度が一番高い。




ポン酢で食べる事が多いと思うが、これでは酸が立ちすぎます。酢醤油だと、酢かどが良い具合にとれて、まろやかさとコクが上がってきます。これが鶏肉の旨味を増強してくれるのです。



最後のステップであるおじやでも酢醤油は効果覿面。鶏と野菜の旨味が溶け出し、これと卵と米ががっちりと握手をしており、これだけでも十分に味わい深いもの。だが、酢醤油をたらせば、たちまちまろやかなコクを手に入れます。長年作り続けた水炊き屋が生み出した工夫はさすがですね。福岡に来たらぜひ水炊きを、水炊きを食べるならぜひ長野へ。ご馳走様でした!