風格が漂う『料理屋植むら』の大将の植村良輔さん。30歳にして独立した経験、7年連続ミシュラン獲得と実績がその空気感を作るのでしょう。寡黙で強面なので少し緊張感があるが、他のスタッフは絶えず笑顔でトータル的に居心地のいい空間が完成しています。11席のカウンターから提供される料理を、今回はランチで楽しませていただきます。
季節の変わり目で、今シーズンの最後あたりでろう食材がカウンターを彩ります。。最初は松茸(京都産)。天ぷらのみずみずしい仕上げに技術力が伝わる。お椀の満月豆腐にも松茸が重ねられます。こちらは出汁はすっぽん、生姜もバッチリ効かせてるので脇役として機能させています。
揚げ物に登場したのは「鱧」。鱧もこの時期は落ち鱧といって、この時期で旬が終わります。実は本当は旬は、この時期の鱧って言われてるんですよ。鱧カツでいただきます。鮎も堂様に落ち鮎という子持ちの鮎は秋が旬。これをご飯でいただきましたが、卵の味がたまりません。
食材といえば神戸は淡路島の目と鼻の先。土地の食材も味わうことができました。淡路島のもずくには、淡路島のこのこが合わせられます。こんなに太くて柔らかいもずくは初めて食べました。やはりその土地のものを食べられるのは嬉しいものだ。
食材といえば神戸は淡路島の目と鼻の先。土地の食材も味わうことができました。淡路島のもずくには、淡路島のこのこが合わせられます。こんなに太くて柔らかいもずくは初めて食べました。やはりその土地のものを食べられるのは嬉しいものだ。
それに、ご主人は金沢で修行したそうで、加賀野菜なんかが取り入れられているのも特徴だ。今回は小鉢でいただいた金時草がそれです。
あと。個人的にお気に入りだったのは「ノドグロとウニ丼」。あまり強い味の足し算は好きではないが、有無を言わせぬ旨味に昇天しました。
その他、料理のメモ。
「鰹」藁焼きとタタキの漬け。それぞれとネギと和辛子でいただきます。
その他、料理のメモ。
「鰹」藁焼きとタタキの漬け。それぞれとネギと和辛子でいただきます。