まずは刺身「地鶏刺身の盛り合わせ」から。5種も盛り合わせは、ササミ、胸、ソリレス、砂ずりに白肝。白肝?これも同じ肝臓だそうですが、一時期だけ白い肝ができるのだそうです。仕入れ次第で極上のものも提供できるとのことでしたが、この日はなんとラッキーなことに極上の白肝でした。脂がしっかりのっていて、クリームチーズのようにまろやかで、口溶けも抜群にいい。
次に「炙りたてのタタキ」。タタキは通常は炙ってから冷水に浸しますが、こちらでは炙ってすぐに提供しているそうです。肉厚なことも好感度が高いが、レアな火入れが抜群なんです。さらに、皮の脂が焦げて調味料の役割を果たしています。これをタタキと言っていいなら、人生一番のタタキといっていいかも。
つまみはこの辺で、初めての人にオススメという「食べ比べ」の6本セットをいただきます。食べ比べるのはオスとメス。ねぎまと皮で違いを確認させてくれます。メスはジューシューで、オスは筋肉質だったりします。味も食感も違うので素材ごとに焼き方が変わるのは当たり前。皮なんかでは、メスは極力脂を落とさず、オスはパリッとなるまでしっかり焼いてます。
こっちがメス。
こっちがオス。
この店いいな!!それを確信したのは「つくね」。レアでジューシューな食感だけでも素晴らしいが、パン粉を混ぜているのか、サクッとした食感まで加えられます。ついついおかわりしてしまいました。6本セットの最後には希少部位の食道をばっちりのたれでいただきました。
今回はグルメツアーで連食するので、〆は遠慮しようと思ったがレベルの高さに予定を変更。いただいたのは「ダブル玉子の親子丼」。昆布と鰹の出汁が味を底上げしているが、何よりダブル玉子が大活躍。玉子の濃厚さが際立つだけでなく、ご飯に卵かけ御飯の要素が加わります。
なんてこと言いながら卵かけ御飯も発注。こっちは鰹節が目立つ一品です。結果として食べ過ぎたが、一寸の悔いもなし。美味しかった!