面白かったです★★★★★←5つ星つけちゃいました。
松雪泰子の演技もよかったし、蒼井優ちゃんのフラガール姿もとってもプリティでした。
バスガイド時代、映画の舞台になった福島県浜通り地方には仕事でよく行きました。
だから、なつかしい風景だなぁって思いながら見てました。
常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)は、ご存知のとおり、常磐炭鉱跡地で、炭鉱跡地って、夕張市にも例があるように、現在でも何らかの病巣を抱えていて、なんか暗いイメージがあるけれど、そんなマイナスのイメージもブッとぶ明るい映画でした。
まさに、笑いアリ、涙アリです。
まだ観ていない方、ぜひ、ぜひ、ごらんになってみて下さい!(^^)!
映画を見て思ったのは【やっぱり、先生っていいなぁ】って、ことです。
私がバスガイドのときにも、平山先生みたいな先生がいました。
高校卒業したてで、まだ口の聞き方も知らない約30人の女共を、愛情持って育ててくれました。
新人研修ではみっちり絞られました。
バスのバックを見るとき「オーライ」の声が小さいと、
【声が小さい!そんな声じゃバスがぶつかる!】と、怒鳴られたり、
マイクを持って、変なガイドをしようもんなら、
【そんなガイドでは、お金をもらえないわよ!】と、怒られたり
くやしくて、涙をこぼしていると、
【どんなにツライことがあっても、お客様の前では笑っていなさい】と、叱られたりしました。
でも、映画の平山先生と一緒で、苗字ではなく、一人、一人、名前で呼んでくれてたから、
どんなにキツイ言葉で叱られても、そこには愛が感じられたから、先生を嫌いになったことはありませんでした。
初乗務のときは、先生から、缶ジュースと「ノブコならできる。がんばれ」って書いてある簡単な手紙をもらって出発しました。
無事に初仕事を終え、会社に帰ってくるなり緊張が解け、号泣している私に先生は
「ノブコよくやったね」って、誉めてくれました。
今の私が社会人でいられるのも、厳しくも優しかった先生のおかげだと思っています。
先生は私が入社した頃、28歳でした。
私は、とっくに、当時の先生の年齢を越している…。
今の私に、先生と同じことができるだろうか…。
私は、まだまだ、人に甘えたい願望を自分が持っていたことを、少し恥ずかしく思った。
これからは、そんな自分から卒業して、若い人達をも育てられる人間になりたい。