七尾の鳥居醤油店は、大正１５年(1926)創業。
再来年で創業１００年になる。
原材料に能登産の大豆と小麦を使用し、天然仕込みを守り続ける。
代々女性が店を継いでいて、現在は三代目の鳥居正子さん。
一本杉通りに面した店舗は、明治41年に建設された土蔵作りの建物で国登録有形文化財にも指定されている。
このたびの地震で、倒壊はなんとか免れたものの、建物全体が大きく傾き、外壁の壁は剥がれ落ちた。
醤油づくりの心臓部である「もろみ蔵」と「こうじ室」は壊滅的な被害を受け、醤油の製造は行うことができない状況だ。
被害が大きかったこともあり、一時は廃業も 考えたが、再開を望む声が多く寄せられ、再開に向け頑張ろうと決心した。
一日でも早く「もろみ蔵」と「こうじ室」を立て直し、鳥居醤油店の醤油の味を復活させたいと、三代目は思っている。
一本杉マルシェには、鳥居醤油店をはじめ、１４店舗が参加した。
揚げたてのコロッケをほおばった。
冷やしぜんざいや柚子サイダーは、汗ばむ身体を癒してくれた。
山中塗の器を求めた。
各店舗をすべて周り、記念撮影もした。
あちらでもこちらでも笑顔の花が咲いた。
（つづく）
鳥居正子さんと。新千円札を渡したら、初めてだと喜んでくれた。
甘酒をふるまう
七尾市長んも茶谷義隆さんと。市長の左手は娘も友希さん。
