ことばは、こうして磨かれていく… | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

東京ことば磨き塾。

 

「恥じる」について考えてみた。

●自分の行動を後悔すること。

●道徳的なことを指す。道に外れた行為。

●今の日本にあってしかるべきこと。

●相手を理解しようとしないこと。

●日本独特の感覚。世間体、連帯責任。沽券。面子。

 それなりの役割は果たしてきた。

 さじかげんの一つとしてあってもいい。

●迷惑をかけた。

●自分の期待を裏切ったとき。

●恥じるはよそ様に対して。恥ずかしいは自分に対して。

●常識的にわかっていることが出来ないのは、恥ずかしい。

●長い歴史の中で培われてきた文化。

●「恥ずかしい」は未来に繋がらないが、「恥じる」は未来に繋がる。

 

「曖昧」についても考えてみた。

●人との関係をうまくいかせるもの?

●理詰めにしない。ことを荒立てない。

●新入社員研修。厳しく最低限のやってというとすぐ辞める。大体のことをやっておけばいいと曖昧にしておくとやめない。だが曖昧にしていたら研修担当から外された。

●曖昧にしていいいとき、曖昧にしないほうがいいとき。使い分ける。

 その分岐点の見極め、難しい。

●白黒つけないと気が済まないタイプだったが、相方のおかげで、ずいぶん曖昧になれた。

●相手への思いやり。

●白黒ハッキリすると、自分で自分の首を絞めてしまう。

●部分だけ見ていると曖昧に出来ない。俯瞰して見ると曖昧に出来る。

●「ま、いいか」は曖昧にする魔法のことば。

●マニュアルも大事だが、臨機応変も大事。

●余白。愛のある未来。委ね。

●他者を認め合い共生させる知恵。そんな未来の関係を作るもの。

●ストレートにいうと角が立つ。潤滑油。

●ノルウェー語でイエスは「ヤー」ノーは「ナイ」。どちらともいえないときの言い方がある。それが「ニャー」。

 

日本人の感性を培ってきた「ことば」について、それぞれの考えをためらいなく言語化する。それぞれの考えをさえぎらず聴き受け入れる。

いろんなことばが引き出しに入っていく。 

それが、何よりのことば磨き。