たんば女性STORY女性181~妻はパン職人、夫はかやぶき職人 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

兵庫県丹波市氷上町井中に、生地に小麦粉を一切使わず、米粉で作るパンの店「グルテンフリーベーカリー369(ミロク)」がある。

ブラジル出身のメンデスカワハラ・エリオシンイチさん、見尚子(みなこ)さん(36)夫婦が開いた。

8年ほど前に大阪から丹波市春日町へ移住した。

見尚子さんは長女の小麦アレルギーに悩まされ、長年、米粉料理を研究するうち、パン店開業に行き着いた。米粉パンは、「誰より娘が喜んでくれたもの」でもあった。

サポートするエリオさんは、かやぶき職人。今後、農業と兼業し、手作りの米や野菜をパンのメニューに生かせないかと考えている。

 

生地には卵や乳製品も使わない。

人気の食パンや黒ごまバケットをはじめ、ジャムパン、あんパン、たまごサンドなど6―7種類を提供。

トースターで焼くと、表面がカリッと、中がふわふわになるので、お薦めの食べ方。インスタグラムで発信したところ、福知山や三田市などからも、同じようにアレルギーに悩む人らが買いに訪れている。

見尚子さんは、「米粉パンは硬いというイメージがあるのか、柔らかさに驚かれる人が多い。アレルギーのある人はぜひ一度食べてほしい」と話す。今後は地域の米や野菜も使って、地産地消に役立てばと思っている。

 

メンデスカワハラ見尚子さんのインタビューは、「たんば女性STORY」で、去年9月26日と10月3日に放送した。