内田先生と恒例対局 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

本郷高校の恩師、内田祐愛先生宅を訪ねての恒例対局。

つい先日「盤寿」のお祝いをしたと思ったら、先生は84歳。

寅年の年男だ。変わらず元気でいてくださることが何よりだ。

内田夫人が「あなたは幸せね。こうして教え子と将棋が指せて」と夫に語りかけていたが、先生も毎年、目を細めて将棋盤を見つめている。

 

今年は、清流出版の秋篠さんが参加。3年ぶりに4人が揃った。

秋篠さんは、職団戦(職場対抗将棋大会)にも参加するなど、

腕を磨き腕を上げ、ボクは完敗。

もちろん元奨励会(将棋のプロ棋士を目指す場)の鵜木学さんには、歯が立つ訳がない。

かろうじて、先生には恩返しが出来たが、先生に花を待たせることが出来なかった。痛しかゆし、複雑な心境だ。

だが、勝負ゆえに「白黒」はついてしまうが、この場は、勝っても負けても楽しいのだ。先生の穏やかな表情を見ているだけで嬉しくなってくる。

 

最近は、すっかり「見る将」になってしまい、「指す将」は年に1度、この場だけのことになってしまい、貴重な機会だ。

そして、50年前の「村上くん」に戻れるという意味でも貴重な場だ。

 

たまには、こういうシンケンな表情もするのです

ボクの隣は鵜木学さん。

右手前が内田先生。奥が秋篠貴子さん。