千ちゃんに「寄ってたかる」!? | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

京都ことば磨き塾(25日)。

狂言師の茂山千三郎さんをゲストスピーカーに招いた。

クラブハウスでは、千ちゃんと呼ばれ親しまれている。

気さくな千ちゃんに、塾生たちが入れ替わり立ち替わり、

寄ってたかってインタビューをした。

一つ一つ丁寧に受け答えする姿に感服した。

 

フリーランス狂言師、四世千作、お豆腐主義、猿・狐、

大中小の笑い、「無限大を見ろ」、京都、守破離

8つのキーワードだけを、事前にインプット。

それに基づこうと基づくまいと自由。

ただし、インタビュー終わりに「千ちゃん大好き!」を言うことだけを

唯一の条件とした。

問いと答えがあって、インタビューは成立する。

最初に何を問うかも大事だが、もっと大事なのは、「次の問い」だと

いうボクの説明を聞いた上で、代わる代わる塾生たちは、次々と「問い」を繰り出していった。興味と関心事と好奇心に基づいて、11の「問い」が発せられた。

その「問い」に対する「答え」に「含蓄」があった。

 

●笑いには3つある。会話の間に挟むのが「小笑い」、一般の爆笑に当たるのが「中笑い」、神さまの笑いが「大笑い」。

●稽古では、2割教えてもらい、3割盗み、5割気づくという。

 何故そうするのか…とことん繰り返しの問いかけが、やがて気づきになり、真の形が完成していく。

●目線の向け方は、「明後日ちゃう。無限大を見ろ!」と教わった。

どこまでも遠くを見ていると遠くの世界が見えて来る。日本人としてのものの視点も広げることになる。

●狂言のいいところは、全ての人間を全肯定するところであり、それを見ている人に明日もがんばろうと思ってもらえること。

●目標は掲げない。フリーランスを追求していきたい。