トークライブを終えて、村上さんは隠遁生活を送るのかと思っていたと、ジョークを飛ばす人がいた。
面白いもので、トークライブに区切りをつけようと思ったとたん、新たな話が舞い込んだ。
文京区にある麟祥院というお寺で、「ことば」にまつわることをやってほしいという依頼があった。
「大人の寺子屋~次世代継承塾」を思いついた。
古希になっても「新しいこと」が出来るというのは有難いことだ。
ことばが揺らいでいる。ふるまいが揺らいでいる。考え方が揺らいでいる。いまこそ、ぶれない軸を持った生き方が求められる。
人の心にやさしく浸透していくことばで、次世代に伝えることを語り合う。様々な事柄に精通した人々と、村上信夫との対談企画。
今年の4月から来年3月まで、毎月第一金曜日18時半から開催する。
同時オンライン配信やアーカイブ、出版メディアミックスも考えたい。
昨日のトークライブの余韻を感じながら、鎌倉の円覚寺に向かった。
寺子屋第一回にお迎えする横田南嶺管長と打ち合わせのためだ。
横田さんは、45歳にして、臨済宗円覚寺派の管長に就任した。
仏教界のエリートだが、穏やかなお人柄で誰からも親しまれている。
ボクを円覚寺の夏期講座にも招いて下さったことがある。
京都建仁寺での修業時代、母の実家の大前家にお経をあげに行ったことがあると聞き、少なからず驚いた。
ボクの「信夫」という名は、建仁寺管長の竹田益州さんにつけていただいたご縁がある。
コロナ禍にあっても、人々の心を鎮めようと、YouTubeで毎日オンライン配信をしている。この日が397回目。あと3回で400回。話のネタは尽きないそうだ。
オンライン配信をすることで、お寺を訪れる人だけでなく、幅広い人に発信出来ると意欲的だ。
このたびの寺子屋は「一寸先は光」いうテーマで、4月1日にお話しいただく。詳細は、facebookなどで、改めてご紹介する。
きょうの打ち合わせでも1時間話し込んだ。そのまま録音をとっておきたいような有難いお話だった。
円覚寺には、冬晴れの凛とした空気が漂っていた。
さらに、横田さんのお話を聞いて、清々しい気持ちになれた。
(坂村真民ファンの南嶺さんの直筆。
毎月、真民の言葉を掲げている)