あけましておめでとうございます。
今年は、数えで古希を迎えますが、
まだまだ無邪気な少年の志を失いたくないと思っています。
そして、新たなことにも取り組みます。
トークライブは、100回の節目を迎える2月6日で一区切りにして、
4月1日から、大人の寺子屋「次世代継承塾」を始めます。
次世代に引き継ぐべきことば、考え、感性をゲストと対談形式で
語り合います。詳細は改めてお知らせします。
そして、今年の指針は「丁寧に生きる」。
亡くなった母の口癖でもあったし、母はそのように生きてきた。
落ち着きがなくせっかちなボクだが、
書家の武田双雲さんの著書を読んで、かくあるべしと確信した。
双雲さんが“人生を楽しむ”ために辿り着いたという「丁寧道」。
双雲さんは書道家としての経験から、「他人の評価を気にしたり、自分の心が整っていなかったりすると筆も乱れ、何事もうまくいかない」と気づいたという。
そういったストレスから解放されるにはどうしたらいいのか。
心身ともに健康で余裕があって、『機嫌がよい』状態を作る。
機嫌を良くするためには、日常の動作一つ一つに『丁寧』を意識するよう心がけて、それを楽しむこと。それを名付けて『丁寧道』。
双雲さんは、幼いときから落ち着きがなかったが、書道なら、丁寧に呼吸を深めたり、丁寧に墨を擦ったりして、落ち着けた。
日頃、流れ作業で済ませている動作を、目や耳、舌などの五感をフル稼働させながら行ってみる。
通勤中の電車で、手すりの金具を持った時にひんやりした温度を感じてみる。
料理を作るなら食材を包丁で切る時の感覚に意識を向けてみる。
風呂でシャンプーするとき、容器を楽しそうに扱い、シャワーの一滴一滴をじっくり味わう。
歯磨きの時、歯ブラシの毛先の感触を意識する。
丁寧な動作に、速いか遅いかといったスピードは関係ない。
丁寧とは、「注意深く心が行き届くこと」。
丁寧に意識を向けていれば、マイナスエネルギーを遮断出来る。
今年、出会うことの全ての一瞬一瞬を丁寧に丁寧に感じ尽くしたいと思う。