ハルダンゲルヴァイオリンの音色 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

アートカフェフレンズは、一足早くクリスマスムード。

ノルウェーの民族楽器、ハルダンゲルヴァイオリン奏者の

山瀬理桜さんを迎えて、彼女の飾らない人柄と軽快な演奏で、

心和む時間になった。

 

前半は北欧の民謡や、グリーグの曲。

後半は、クリスマスに関係する曲や絵本朗読。

締めは、アベマリア。

このたび、山瀬さんは、ノルウェーを多角的に紹介する本を出版した。

『悪いのは天気でなく、着ている服だ』と、いささかタイトルが長い。

これは、出来ない言い訳を考えずに、まずは行動!というノルウェーの諺だ。これって山瀬さん自身のことだ。

迷いや戸惑いはない。突き進む。

落ち込むこともない。人と比べないから。

フレキシビリティとニュートラルとスーパーポジティブ。

その人柄が聴衆にも、しっかり伝わったようだ。

 

感想アンケートから…

●くつろいだ雰囲気の中で、心地良い時間だった。

●気を張らず、楽しめました。

●すべてすみずみまで愛がいっぱい。

●演奏だけでなく、ノルウェーの文化や政治に詳しいことに感心した。

●すべてを吸収していこうという姿勢に驚かされた。

●トークが面白く笑いころげ、明るくワクワクした時間だった。

●山瀬さんのまっすぐな生き方がライブにも反映されていた。

●コロナで塞ぎがちな心が前向きになれた。

●お子さんの前ではしゃがんで弾いている姿が印象的だった。

●1年を笑いで締めくくることが出来た。

 

ハルダンゲル地方の民族衣装がよく似合う。

ハルダンゲルヴァイオリンには、真珠母貝による象嵌細工の

花模様が施されている。

トップは、ヴァイキング時代の神の象徴ドラゴン。

4本の演奏弦の下に共鳴弦があることで、一人で弾いても数人で弾いているかのように聞こえる。まるで夜空で光が重なり合うオーロラのような音色が醸し出される。

ノルウェーのクリスマスソング「ねずみさんのクリスマス」では、

ボクもネズミにさせられる。

山瀬さんの新刊