クラブハウスで「聴人」と名乗る男と出会った。
ボクも「聴人」のつもりだ。
親近感と興味を抱いた。
聴人の本名は、井手良平さん。
長崎市で、家業の蒲鉾屋を営む。
そして、本のソムリエという、もう一つの顔を持つ。
1984年生まれの37歳。
20歳まで全く本を読まなかったという。
大学2年の時、将来への不安を解消する意味でも、本を読もうと決意。
当時、ホリエモンの全盛期。「でかい夢をもとう」的な雰囲気が強くある時代だった。当時の井手さんは、どうせ自分はいずれ蒲鉾屋になるんだろ…と、将来を後ろ向きに捉えがちだった。周りの学友とのギャップに焦りを感じながらも、無理して夢を見つけることはしないで「志」を持った生き方をしたい!と、自分の中で決め、本を読むことにした。
人生一冊目は、渋沢栄一の『孔子-人間どこまで大きくなれるか』
人生二冊目は、松下幸之助の『素直な心で生きるため』
人生三冊目は、書店『読書のすすめ』店主の清水克衛さんの書いた『
まず、人を喜ばせてみよう』
大学卒業後、東京の会社に就職したものの、
2年で退職し、書店『読書のすすめ』のスタッフとなる。
人呼んで「本のソムリエ」と言われる店主の元で学び、
3年間、修業する。
その後、様々な経験を経て実家がある長崎へ帰省する。
午前中は家業である蒲鉾屋を手伝いながら、
午後は長崎市内にある好文堂書店に時々出没する。
自分で選書したコーナーがあり、一方的にお客さんに本の紹介をしている。 時々、学校や図書館に呼ばれて、授業や講演もしている。
2年で退職し、書店『読書のすすめ』のスタッフとなる。
人呼んで「本のソムリエ」と言われる店主の元で学び、
3年間、修業する。
その後、様々な経験を経て実家がある長崎へ帰省する。
午前中は家業である蒲鉾屋を手伝いながら、
午後は長崎市内にある好文堂書店に時々出没する。
自分で選書したコーナーがあり、一方的にお客さんに本の紹介をしている。 時々、学校や図書館に呼ばれて、授業や講演もしている。
井手さんは、講演などで「3年後の読書」という。読んだ本は3年寝かせる。3年後の自分のために役立てる読書という意味もあるが、3年後に出会う誰かの為に役立てる本という意味も込められている。
本のソムリエをしながら、「聴人」と自称する。
「地上最聴の聞き上手」というテーマを掲げ、独自のヒアリング手法を元に、様々な分野の人達の話しを聞いている。
「聴人」とは?家族や友人には見せれない本音に寄り添える存在。
(聴く8・話す2)の会話を意識し、そこに否定はなく、自分の意見は押し付けない。話し手は、肩の力が抜けた状態で、自然と言葉が出てきて心地よい感覚で会話ができる。聴人は、神出鬼没。