「耳ビジ」。
「耳で読むビジネス書」は、いまやクラブハウス内の名物ルームだ。
ナレーターの下間都代子さんの声で読んでもらいたいと、著者の行列が出来ているらしい。ちょうどいま40冊目を読んでいる。
最初、彼女は発声練習、喉ならしのつもりで始めたようだ。
下読みナシ、ぶっつけ本番で読むことも、自分に課してきた。
ボクの著書『嬉しいことばが自分を変える』を先日、読んでもらった。
である体をですます体に変えながら、文章も変えながら、時に説明しながら、自由自在に読んでいく。なかなか簡単に出来る芸当ではない。
自分の文章を朗読してもらうと、文章が起き上がって歩き出すような気がする。
下間さんの魅惑のボイスで読んでもらい、ボクの生み出した文章たちも喜んでいるようだ。
発刊から、今月で1年。
本は出版してから育てていくものだ。ちょうど1年というタイミングで読んでもらい、新たな羽ばたきをしたように思う。