コロナウイルスが教えていること27~これから怖いコロナの副作用 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

コロナに感染するしないばかりに関心が集まっているが、

実は、コロナが与える影響で心配なことがある。

精神科医の和田秀樹さんの本は、いつも本音がわかりやすく

書かれている。いわゆる「医学界の常識」と言われていることにとらわれていない。

 

テレビは不安をあおり続けている。

地方の高齢者でテレビのワイドショーばかり見ていると、

極端に感染を懸念し、一歩も外出しない人もいる。

これには大きな副作用がある。

歩行機能が大幅に弱り、認知機能も大幅に衰える。

数年のうちに、要介護の高齢者は200万人増えるだろう。

コロナ自粛は、うつ病も、アルコール依存症も増やす。

食文化やエンターテインメントへの副作用も計り知れない。

授業をオンライン化した後遺症も少なからず出るはずだ。

 

テレビに出て来るのは、感染症の学者ばかり。

免疫学者は、ほとんど出てこない。

戦後、結核患者が激減したのは、BCGのおかげではない。

脱脂粉乳によって、日本人のたんぱく質摂取量が飛躍的に増え、

栄養状態が改善し免疫力が上がったからだ。

免疫学は、食べたいものを食べ、生活を快適にし、人生を楽しむことを重視する。そうして免疫力を高めておくほうが病気の予防になる。

感染症学者は、そういうことは言わない。予期不安を駆り立てるばかりだ。だからといって、免疫学者が感染症学者に異を唱えることは、医学界ではタブー視されている。

 

新型コロナにおいて、自己決定を大事にすべきではないか。

多くの自由を放棄してまで長生きしたいのか。

木を見て森を見ない対症療法は考え直し、高い視点から見るべきだ。

そう、和田さんは、結んでいる。